中古ショップ巡りを習慣とし、つねに掘り出し物を探しているゴルフ業界人、通称「中古名器ハンター」が時間の審査を経て“名器”と呼ばれるに至った中古クラブをハンティング! 今回はチタンフェアウェイウッド全盛の走りともいえる名器!

2016年、松山が勝った日本オープンでドライバーを抜いた片山が使用して話題に

2016年の日本オープン。アンダーパーが4人しかいない超難度のセッティングで優勝したのは、アメリカ帰りの松山英樹プロでした。

技術もパワーもそれまでの日本人選手になかった規格外の選手。その松山プロと最後まで優勝争いを演じた一人が片山晋呉プロです。

多くのプロが苦しんだ狭山ゴルフ・クラブの難セッティングを攻略するべく、片山プロがとった戦略がバッグからドライバーを抜くこと。そしてティショットで多用したのが、「オノフ黒フェアウェイウッド」の3番ウッド=スプーン(2017年発売モデル)でした。

画像: 2017年に発売した「オノフ黒フェアウェイウッド」

2017年に発売した「オノフ黒フェアウェイウッド」

片山プロはそのスプーンで最長300ヤードのビッグドライブを放つなど、飛距離と正確性でコースを攻略。トータルイーブンパーの単独5位で大会を終えました。

このモデルの特徴は、ヘッドにチタンを採用したこと。かつては、ヘッド体積の小さいフェアウェイウッドにチタンは要らないというのが定説でしたが、チタンの反発性能がこれまでのフェアウェイウッドにない飛びを生み、同時に余剰重量をソールへと配分することで劇的な低重心化を達成していました。

チタンで反発性能を高め、余剰重量をソールに配分してて低重心化する。直近のトレンドとなっているこの構造の走りだったわけですね。

フェアウェイウッドにチタンは要らない。そんな定説を過去のものにした、中古名器と言えるかもしれません。

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