こんにちは、ゴルフ記者・S子です。
「今年こそベストスコアを更新するぞ!」心に決めてから早2年が経とうとしています。S子はレディースティから「80」がベストスコアですが、80の壁が高く分厚い。そもそもここ最近は80台前半も出せていない……。
そんなスコア停滞ゴルファーのひとりである私が先日のラウンドで気付いたことがあるので、発表させていただきます!それは「残り200ヤードの刻み方」について。
S子はドライバーの平均が170~80ヤードのため、セカンドで200ヤードが残ると絶対にグリーンまで届きません(トホホ)。同じホールをプレーしていても、セカンドで8番アイアンくらいを持っている男性ゴルファーを見ると、うらやましいな〜! と心底思います。
だけど、そんな男性ゴルファーでも「絶対に届かない距離」があるはず。たとえば、ドライバーで230ヤード飛ばせるゴルファーであれば、セカンドショットの残り距離230ヤード以上なら、それは「絶対に届かない距離」ですよね?みなさんなら、そんな状況でどう刻みますか?
話に戻すと、S子はグリーンまで200ヤード以上が「絶対に届かない距離」。”刻む”選択肢しか残っていないため、2打目で「7番ウッドで150ヤード」、3打目で「56度で50ヤード」というマネジメントをいつもしています。
ここからが本題なのですが、これがなかなか上手くいかないんです。先日のラウンドでは2度同じ選択をして「トリ」「ダボ」と悲しい結果(トホホ)。そこでS子は気づいたんです。「この方法は間違っている」と(笑)。
こういうとき、ゴルフ雑誌などには「100ヤードを2回打つのがいい」とよく書いてあります。「え〜、でも最初に150ヤード打っておいて、残り50ヤード打つほうが絶対ラクだよね?」と思って試したことがなかったのですが、どうせ上手くいかないんだからと100ヤード2回作戦を試してみたんです。使った番手はピッチングウェッジ。
そしたらこれが大成功。何度か試しましたが、パーセーブもできましたし、悪くてもボギーという結果に!ピッチングウェッジのフルショットがピッタリ100ヤードのため、力むこともゆるむことがなく安心して振り抜ける! 平均的スコアでいえば、確実に100ヤード2回作戦のほうが少ない打数で上がれそうです。
でも、ここまで結果に差が出るのは一体どうして?プロゴルファーの中村修さんに聞いてみると妙に納得!
「プロにとってもビトゥイーンの距離よりフルショットのほうがやさしいので、アマチュアの方は加減して50ヤードを打つよりフルショットの距離を2回打つほうがミスは少ないはずです。それにピッチングウェッジを2回打てば届く距離で長い距離をあえて選択するのは刻んでいるはずなのにリスクを背負っていることと同じだと思いますよ」(中村)
なるほどな〜。たしかに7番ウッド(成功率低い)と50ヤード(成功率高くなり)の組み合わせより、ピッチング(成功率高い)とピッチング(成功率高い)の組み合わせのほうが良い結果になるのは当たり前ですよね。「7番ウッドで刻み」って冷静に考えたら変だし(笑)。
同じ刻むマネジメントでもここまでスコアに差が出てしまうというわけなんですね~。
「同じクラブで2回打つことが一番簡単ですが、ピッチングウェッジで打つと3打目のライが悪くなりそうなときもありますよね。そういうときは3打目で110ヤードを残したりと平らのライから打てるような戦略が重要です。3オンするためにはどうするのが一番やさしいかな? と考えてマネジメントを立てることができると、スコアにつながってくるかもしれませんね」(中村)
ついつい1ヤードでもグリーンに近づけたいと思っちゃうのがアマチュア心理。でも、2年出てないベストスコア更新のために、今後は“スコアにつながる刻み”を徹底しようと思ったS子なのでした。