ゴルフは両手でクラブを持ってスウィングをしますが、みなさんは右手と左手どちらをメインに使っていますか?
右利きの場合、「ゴルフスウィングは左手主導」という言葉を聞いたことのある方は多いと思いますが、これが意外と難しいですよね。私も右利きで昔はバトミントンをやっていたこともあり、どうしても右手に力が入りやすくて、ゴルフを始めたころは思いがけないようなミスが出ました。
今でももちろんミスはしますが、当時に比べると左手主導で振れている感覚があります。というのも、あるドリルを取り入れるようになったから。それが、「左手1本で打つドリル」。
その名の通り、左手だけでクラブを持ってスウィングするだけのドリルですが、100切りを目指していたころは「どうやってクラブを上げるの?」というレベルで左手1本で打つことが難しかったのを覚えています。
左手1本でスウィングしようと思ったら体を使わないとバックスウィングすらできませんから。当時はそれだけ右手に頼っていたわけですね……(笑)。
この「左手1本で打つドリル」は、左手主導で振る感覚も身につくし、ミスがなぜ出てしまうのかを把握するのにも役立つとっておきの練習法。今でも続けている練習のうちのひとつでもあるので、詳しくご紹介したいと思います!
やり方はふたつ。ひとつ目は10ヤードの看板に向かって小さい振り幅で左手1本で打っていく練習です。左手だけでアプローチ練習をするイメージですが、フルショットの前に10~30球ほど打つことがコツ! そうすることで、フルスウィングでも左手主導のコツがわかりやすくなるはず。ちなみに私は左手1本の練習だけで100球以上打つこともあります(笑)。
ふたつ目は左手1本でフルスウィングの素振りを撮影するという方法です。「左手だけでスウィングしたらどんなスウィングになるんだろう?」と思いつきで試した練習ですが、これが本当に効果的。調子が悪いときに出てしまうクセが左手だけだと出なくて、右手が悪さをしているということを再確認したり、両手で打っていたらわからないことを知ることができるんです!
最初は「左手1本で打つドリル」でボールに当てることすら難しいと思いますが、取り入れることで上達が早まると思います!ぜひ、試してみてくださいね。
※上山さんはアマチュアのためボランティアで協力していただきました