今シーズンの“つかまりキング”がこれ?
USTマミヤの人気カスタムシャフト「アッタス」シリーズの最新モデル「アッタッスキング」が本日発表となった。
プロアマ問わず人気を集めるアッタスシリーズも今作で13代目。前作の「アッタスダァーッス」は先端部の剛性を強めた叩けるシャフトだったが、アッタスキングは先調子かつ手元側に曲がりやねじれ、つぶれからの復元力が高い4軸カーボンシートを採用することで、暴れ過ぎを防ぎつつ気持ち良くヘッドを走らせて飛ばせる仕上がりになっているという。
ではその性能はいかほどか。アッタスキングの50グラムSフレックスモデルに、ピンの「G425LST」ヘッド(ロフト10.5度)を組み合わせてプロゴルファー・堀口宜篤に試打してもらった結果は以下の通りだ。
【堀口のアッタスキングの試打結果】
HS45m/s キャリー237.7Y トータル266.3Y 打ち出し角10.7度 ボール初速64.6m/s スピン量1858回転
「これは非常につかまり性能が高いシャフトですね。普通に打つとターゲット方向より左側に行き、右側に飛ぶことは一度もありませんでした。スピーダーNX、ディアマナPD、ツアーAD UBとほかのカスタムシャフトメーカーの最新モデルも同じスペックですでに打たせていただきましたが、そのなかでもっとも走り感とヘッドが返ってくる感覚があります」(堀口)
シャフトの挙動的には「走り系で球の強さがあった9代目モデルの『アッタスクール』に近い印象」だという堀口。「ですがアッタスクールよりもつかまえてくれる感じがより強くなっていますね」と評価した。
試打での印象通り「スライスに悩むゴルファーには間違いなくオススメできます」と堀口はまとめる。
「試打データを見るとすごくつかまえてくれつつスピン量もしっかりと抑えられているので、スライス系の弾道に悩んでいてもっとつかまりを良くしたいという方には間違いなくオススメできますね。右には逃げないという安心感がありますから、つかまったフェードで攻めたいゴルファーにも合いそうですね」(堀口)
一方で、もともとある程度ボールをつかまえて打つことができるドローヒッターの場合はスペック選びに注意が必要だという。
「今回打った50グラムSフレックスに関しては、ヘッドスピード45m/sでギリギリといった印象です。つかまり過ぎて引っかかってしまうのを防ぐためにも、ある程度振れる方は普段選ぶ重量帯より少し重めのモデルを試してみると良いでしょう」(堀口)
ともあれ、スライスに悩まされがちなアマチュアにとって非常に強い味方となってくれるシャフトであることは間違いなさそう。堀口のインプレッションを参考にしつつ、まず試打してみてはいかがだろうか。