一昨年タイガーvs.ミケルソンの対決が話題になった「ザ・マッチ」第1弾。勝ったほうが10億円をひとり占めにする勝負はミケルソンに軍配が上がった。そして今回第5弾の開催が発表された。ラスベガス近郊のウィンGCで行われるカードはライダーカップで“世紀の仲直り”をしたブライソン・デシャンボーとブルックス・ケプカ。ケプカが語ったデシャンボーの凄さとは?

現地11月26日、サンクスギビング(収穫感謝祭)の翌日に行われる「ザ・マッチ」はボクシングの世界タイトルマッチにならい(?)12ホールでの決着。開催が正式発表されるとデシャンボーは「世界が待ちに待った対決がついに実現」と自身のSNSに投稿。一方ケプカはサンクスビギングをもじって「これはつまり“フレンドギビング”をやるっていうことだ」とツイートした。

画像: ブルックス・ケプカ(左)とブライソン・デシャンボー(右)が賞金10億円を争うスペシャルマッチ「ザ・マッチ」で対決(写真は2021年の全米オープン 撮影/Blue Sky Photos)

ブルックス・ケプカ(左)とブライソン・デシャンボー(右)が賞金10億円を争うスペシャルマッチ「ザ・マッチ」で対決(写真は2021年の全米オープン 撮影/Blue Sky Photos)

犬猿の仲の2人が和解したきっかけはライダーカップだった。米国の大勝にコースでハグしたあと、全員が揃って壇上に上がり記者会見に応じた際もジャスティン・トーマスが2人にハグを求め、デシャンボーとケプカが降段して抱き合うシーンに周囲は大いに盛り上がった。

そんな中発表されたザ・マッチだけに注目度は抜群。シュライナーズチルドレンズオープンに出場したケプカはデシャンボーについて興味深い発言を行なった。

大会前週デシャンボーが世界ドラコン選手権に出場し猛者たちに混じり上位8人の決勝マッチに進出したことに触れ「あれだけ飛ばしながらツアーでも活躍していることが凄い」と絶賛。「デシャンボーはゴルフの未来を変えるだろう」と持論を展開したのだ。

「あの飛距離でラウンド中何ホールかフェアウェイをとらえられたら彼に勝つのは難しい。セカンドでたとえば6番アイアンでグリーンを狙うところピッチングで打たれらアドバンテージは計り知れない。そういうゴルフを彼がやっているということ」

超人ハルクのような体を作り上げたことについても「普通体を大きくするとスウィングに歪みができるものだけれど、あの体格を生かしたスウィングができている。そこが一番凄いところ」と称賛は続く。

「ドラコン大会であれほどの好結果を出すとは思っていなかった。デシャンボーがやり遂げたことでこれから若い子たちが彼の背中を追いかけることになる。ジュニアや大学生が飛ばしとスコアメイクを両立させるゴルフをし始めたらゲームは確実に変わるだろう」

タイガーがプロ初優勝を飾ってから25年。翌年のマスターズで後続に12打差をつけ圧勝したときも「ゴルフは変わった」といわれた。今度はデシャンボーがゴルフの未来を変える?

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