一般プレーでは使用可。コンペ・月例競技会はルールを要確認
みなさんこんにちは、ギアオタク店長の小倉です。もうみなさんもご存じだとは思いますが、先日USGA、R&Aからパターを除くクラブの長さを46インチ以下に制限するルール改定のひな型の発表されました。
個人的には結構衝撃を受けた事件です。以前から飛距離に関する何かしらの制限が追加されるのでは? と聞いてはいましたが、一挙に2インチも短くするとは……。
ドライバーなど長さのあるクラブは、最適な振り心地を追求するために長さによってヘッド重量やシャフトのフレックスなどを細かく調整する必要があります。46インチ以上のドライバーを使用しているツアープロ達からすればかなりの負担になるでしょう。ほとんど作り直しになってしまうでしょうから。
勘違いしがちなのですが、今回の件はすべてのゴルファーに適応する用具規則の変更ではなく、ローカルルールのひとつの選択肢として発表となっています。各競技の主催者によって適用するかどうかを選択することができるわけです。
ただ発表されたひな型には「高い技量を有するプレーヤーに限定された競技会(すなわち、プロフェッショナルやエリートアマチュアの競技会)にだけ使用することを推奨します」とあるため、プロのトーナメントや日本のタイトルが付くようなアマチュア競技には基本適用されるでしょう。
つまり一般のプレーであれば46インチ以上48インチ未満のクラブを使ってもルール違反にはならないということです。仲間内のコンペやコースの月例なども主催者が禁止! と取り決めしない限り使えることになります。
個人的な意見としては、エンジョイプレーなら高反発のドライバーでもまったく問題ないと思います。しかし競技会となるとルールを知っていようがいまいが、規定に違反したクラブを使えば何かしらのペナルティを受けるのは当然です。
このクラブ長規制ルールは2022年1月、つまり来年年明けから施行予定です。ゴルフは様々なスタイルで楽しむことができますが、ルールを知らなかったり間違った解釈が原因で自分が嫌な思いをしたり、他人にさせないようにするためにもある程度ルールは把握しておくことをお勧めします。