今回、お題となるヘッドはキャロウェイの「EPIC MAX LS」です。クラブ自体、販売できるショップが限られている「CALLAWAY SELCTED STORE」限定のモデル。それだけに飛距離と反発性能は発売前から期待しておりましたが、期待を裏切らない初速性能をもっているドライバーといっていいでしょう。
今回はプロも選ぶ人が多いという、このヘッドですからトップからの切り返しでちゃんと間を作れて、下半身から切り返せるアスリートゴルファー向けのシャフトチューンをしていきましょう。
まずオススメなのはシンカグラファイトの「LOOP GK」です。これはアスリートゴルファー向けのシャフトですが、その中でもインパクトでシャフト先端部分が飛球線方向にヘッドを押し込んでくれるモデルです。
この動きはプロや上級者は自分でできていますので必要ありませんがボールを飛ばすには必要な動きで、それができていないというゴルファーが使うとシャフトが勝手に仕事をしてくれます。オートマチックにボールに推進力を与えて、スピンは抑えめ、ややドロー回転の強い弾道が打てます。もちろん飛距離は伸びますよ。アスリートでスウィンガータイプの人にはSR、Sがオススメです。
よりパワーがあって自分で切り返しの動きも作れるという人にはフジクラ「VENTUS BLACK」ですね。力のあるゴルファーが思い切り振っていって、トップでシャフトをしならせ、インパクトでロフトを立てて押し込むようなスウィングをしても、シャフト先端部の剛性が高いので、けして左に巻き込むことがなく、ロースピンの力強い弾道を生み出してくれます。「VENTUS BLUE」では味わえない、これぞ「VENTUS BLACK」の打球といえる強い球。この力強さの虜になって、このシャフトしか選ばないというお客様も少なくありません。
爽快な振りぬき感が欲しいなら日本専用モデルの50グラム台、強く叩いて「VENTUS」らしい強い球を味わいたいというなら60グラム台、70グラム台を選ぶといいでしょう。