上達したいなら飛距離は追求しなくていい!? 　その理由を凄腕ゴルフ女子が解説する

「飛距離アップ」はゴルファーにとって永遠のテーマですよね。その日の調子に限らず練習していると「もっと飛ばしたい」「飛ぶようになったらいいな」という思いからさまざまなドリルを屈指して練習するゴルファーは少なくないはず。

もちろん私もそのうちのひとりでしたが、今は上達するためには“飛距離を追求しないほうが吉”だと考えています。

私はピッチングウェッジでフルスウィングすると110ヤード飛びます。「120ヤードまで飛ばせたらゴルフがラクになるな～」と飛距離アップを目的に練習していた時期がありました。だけど、そう考えることで力が入って、体はいつもより回らず……、結果的に悪いクセが身につくだけの練習をしてしまっていたんですよね。

このままだと今までの努力が水の泡になっちゃうし、もったいない！　と思った私は飛距離を追求するのをやめて、「イメージどおりの球」を打てるようになる練習に切り替えたんです。

やり方はいたってシンプルで自分の打ちたい球筋をイメージして、ドローやフェードなどイメージどおりの球が打てるようにスウィングするだけ。このときにフルスウィングでいろいろな球筋を打つのは難易度が高いですから、飛距離は10ヤードほど落とすイメージで練習することがポイントです！

ちなみに私の場合はピッチングウェッジで110ヤードと言いましたが、90～100ヤードを打つ感覚で球筋をイメージして打ちました。飛距離をいつもより10ヤード落とすと考えると自然と力が抜けて、体もイメージどおりに動きやすいと思いますよ！

とはいえ、プロではありませんから上手くいかないことだって多った。フェード回転をイメージしても全然かからなかったなんてことはよくあります（笑）。だけど、この練習は自分で考えて、試して、その結果を受けてまた考えて、試す……というサイクルを作ることができるんです。

だからこそ、練習の質がよくなったし、方向性も安定して、スコアの波が少なくなったな～と私は実感していますよ～！ もちろんアプローチ練習でも効果的なので、まずは30ヤードくらいの距離から試してみてはいかがでしょうか？

少しでもみなさんの参考になれたら嬉しいです！

※上山さんはアマチュアのためボランティアで協力していただきました