11月18日から4日間の日程で開催される「エリエールレディスオープン」。プロゴルファー・中村修が注目したのは河本結。シード権崖っぷちから優勝を目指すスウィングを解説。

今シーズンの河本結選手は、21年3月のアクサレディスを最後に米女子ツアーに転戦するも撤退し、国内ツアーに専念することを決めました。米女子ツアーにフル参戦できる資格を持ちながらもコロナ禍の影響もあり難しいシーズンを送っていましたし、モヤモヤした気持ちのままで参戦するよりも一旦、国内ツアーに専念する道を選んだことは勇気ある撤退だったのではないでしょうか。

画像: 賞金ランク59位、メルセデス・ランク50位でエリエールレディスオープンを迎える河本結(写真は2021年のNEC軽井沢72トーナメント 写真/姉崎正)

賞金ランク59位、メルセデス・ランク50位でエリエールレディスオープンを迎える河本結(写真は2021年のNEC軽井沢72トーナメント 写真/姉崎正)

しかし、国内復帰後は河本選手らしい、乗ってきたらどこまでもスコアを伸ばすゴルフが見られていませんでした。しかし、富士通レディースでサポートを受ける目澤秀憲コーチがキャディとして帯同してからというもの、気持ちも調子も上がって来ているようです。何より河本選手は気持ちが乗れば成績に結びつくタイプでので、最終戦のリコーカップに出場するためには優勝が必須となる今大会では持てる力を存分に発揮してくるはずです。最終戦のリコーカップは河本選手の所属先の大会でもありますしね。

画像: 富士通レディースで目澤秀憲コーチがキャディとして帯同し復調の兆しを見せる(写真は2021年の富士通レディース 写真/有原裕晶)

富士通レディースで目澤秀憲コーチがキャディとして帯同し復調の兆しを見せる(写真は2021年の富士通レディース 写真/有原裕晶)

画像は惜しくも2位になったアクサレディスのものですが、2日目に63と爆発し2位に4打差の首位で最終日を迎えていました。現地取材で最後まで見届けましたが、最終日に本来持つ力を発揮できずに終えたラウンド後の会見で悔しさをかみ殺して気丈に振舞っていた姿が印象的でした。

河本選手のスウィングの特徴は、ややフラットなトップからダウンスウィングで右腕にシャフトが重なるシャロ―な入射角から、体の回転力を使ってややインサイドに振り抜きフェードボールを操ります。フェードボールを持ち球にする河本選手ですがアドレスがドローヒッターの構えになっていたところを目澤コーチに修正を受けたといいます。その後「樋口久子三菱電機レディス」では7位、前週の「伊藤園レディス」では12位タイと復調の兆しを見せています。

画像: 後方から見てダウンで右腕にシャフトが重なるシャロ―な入射角で体の回転を使ってインサイドに振り抜きフェードボールを操る(写真は2021年のアクサレディス 写真/有原裕晶)

後方から見てダウンで右腕にシャフトが重なるシャロ―な入射角で体の回転を使ってインサイドに振り抜きフェードボールを操る(写真は2021年のアクサレディス 写真/有原裕晶)

現在の賞金ランクは59位、メルセデス・ランクでは50位に位置しています。どちらのランクでも50位までに入っていれば賞金シードが与えられます。さらにどちらのランクでも55位までに入っていれば来シーズンの前半戦に出場できる権利は得られますが、今週結果を残ししっかりとシード権を確定させたいところです。地元での開催でもありますし、応援を力に換えて上位で戦う姿が見られことを期待して今週のプレーに注目してみましょう。

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