PGAツアーを主戦場にする日本のエース・松山英樹のスウィングを、プロコーチ・内藤雄士が解説!

よく、手打ちやスライスはいけないなどと言いますが、多少手先に頼ったスウィングであろうと、スライスが持ち球であろうと、アプローチとパットを磨くことができればシングルにはなれます。

ただ、その先を目指すのであれば、やはり、正しい軌道でインサイドからボールをとらえ、体のエネルギーをしっかりとボールに伝えるスウィングを身につけないと、限界を感じてしまうものです。

そんな壁を越えたいと考えているプレーヤー、ちょっと上を目指しているプレーヤーに参考にしてもらいたいのが、松山英樹選手のダウンスウィングです。

注目したいのは、上半身に対して下半身が先行しながら、胸が右を向いたままクラブが下りているところ。これこそが、力を逃がすことなく、ボールをインサイドからとらえられる形なのです。

画像: ダウンスウィングでは下半身が先行し、胸が右を向いたまま。だからこそインサイドからヘッドが下りて効率的なインパクトができる

ダウンスウィングでは下半身が先行し、胸が右を向いたまま。だからこそインサイドからヘッドが下りて効率的なインパクトができる

上半身の力に頼ってダウンスウィングすると、どうしてもこのポジションで右肩、右ひじが前に出て、胸が体の正面に向いてしまいます。しかし、それでは、クラブが外から下りてくるし、パワーをロスしてしまうので注意しなくてはいけません。まずは、自分のスウィングをビデオに撮り、ダウンで胸がどこに向いているかチェックしてみるとよいでしょう。

では、どうしたらこの形を手に入れることができるのか? おすすめしたいのは、右わきにモノをはさんで球を打つドリルです。右わきにモノをはさむと、ダウンで右ひじ(右サイド)が前に出る動きや、腕を振る動きを抑えることができます。その結果、体の開きを抑えつつ、腰の回転でダウンスウィングする動きを体感しやすいのです。

パトリック・リードなどは、右わきにスティックをはさんで練習するのですが、これはちょっと難易度が高め(途中で落ちやすい)。みなさんが実践するのであれば、グローブなどがちょうどよいと思います。

この練習で、松山選手のようなダウンスウィングができるようになれば、ワンランク上のショットと飛距離が手に入ると思いますよ。

 

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画像: 【ゴルフレッスン】カッコいいスウィングをつくる“3つの練習法”とは?打つときに意識することは手首の○○?!【狩野舞子】 youtu.be

【ゴルフレッスン】カッコいいスウィングをつくる“3つの練習法”とは?打つときに意識することは手首の○○?!【狩野舞子】

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