よくゴルフは「マネジメントが大事」と聞きますが、プロのような逆算マネジメントはコースを知らないとできないし、そもそも難し過ぎると私は思います。ですが、それでも「自分ができる範囲でマネジメントをしよう」とコースで沢山考えることはやるべきだと思います。
では「自分ができる範囲のマネジメント」って、いったいなんでしょうか?
それはレベルによって違いますが、最後まで「自分の目標を見失わないこと」がいちばん必要だと私は考えています。仮に目標が「1打でもいいスコアで上がりたい」だとしたら、18ホール目のパットを沈めるまで忘れないようにつねに自分の頭のなかにある状態が理想的です。
たとえば、ティーショットで林に打ち込んでしまったとします。そんなとき「なんで林に打ち込んだのか」という気持ちでいっぱいになり、次打ではもう集中が切れてしまっているケースが多く、ミスの連鎖の幕開けです(涙)。気持ちはすごくわかりますが、これってすごくもったいない。
だって、コースはスウィングの練習をする場所ではないし、考えたところでミスした1打は戻ってきません。ですから、ここで考えるべきは少しでも最終目標に近づけるために「ボギーで上がる予定だったけど、ダボで上がれるようにしよう」とスコアの目標設定を下げること。
そうすることで、ミスしても目の前の1打に集中しやすく、ミスの連鎖を回避する可能性が十分に高いはずです! 技術が未熟だとしても「最終目標を見失わない!」ということはどんなゴルファーでも取り入れられるはずなので、オススメかな~と私は思っています!私はそうでした!
ナイスショットを打ちたい気持ちが捨てきれないのも分かりますが、ナイスショットだけを追い求めていても本来の目標である「1打でもいいスコアで上がりたい」にたどり着けないですしね……悲しいけど(笑)。少しでもみなさんの参考になれたら嬉しいです!
※上山さんはアマチュアのためボランティアで協力いただきました