「いいスコアで回りたい」「ナイスショットを打ちたい」「飛ばしたい」というようにさまざまな思いを持ちながらラウンドしているゴルファーが多いですよね。もちろん私もそのうちのひとりですが、大前提として「ゴルフはゲームだ」ということを忘れてはいけないと思うんです。
というのも、私にとって「ゴルフというゲームを楽しむ」ことがラウンド中の気持ちの切り替えにもつながるからです。
「スコア」のことで頭がいっぱいになるとミスしたときに自分に対して怒りを覚え、ミスの連鎖を生んでしまうこともありますよね。もちろん怒りでメンタルをコントロールできるゴルファーであれば別ですが、残念ながら私は怒ることによって気持ちを切り替えることができません。ですから「ゴルフというゲームを楽しむ」ことで気持ちを切り替え、ミスの連鎖を防ぐようにしています。
たとえばティーショットで右の林へ打ち込んでしまった場合、「ここから楽しもう!」と自分でゲーム性を持たせてみるんです。自分で見つけた林からの脱出口からボールが出せて、狙ったところなら3点。少し方向がズレていてもフェアウェイなら2点、ラフなら1点というように自分のなかでポイントゲームをする感覚でプレーをするんです。
そうするとミスショットしたことによりも、これから始まるゲームとどう向き合えるかという思考になり、自然と目の前の1打に集中できるようになる。そして、なによりゴルフが楽しくなるので、私は「ゴルフというゲームを楽しむ」ことを忘れないようにしたいと思いながらプレーしています。
とくに、いまの時期は気温が低く厚着をしていることもあり、いつもより体は回りにくくスコアに直結することは難しいですよね。だからこそ、私はゴルフをゲーム感覚で楽しみながらプレーすることに徹するほうがいいと思うんです。もちろん、すぐに結果(いいスコア)として出るわけではありませんが、春に向けた準備ができると思いますよ!
※上山さんはアマチュアのため、ボランティアにて協力いただきました