中古ショップ巡りを習慣とし、つねに掘り出し物を探しているゴルフ業界人、通称「中古名器ハンター」が発売から時を経て名器と呼ばれるに至った中古クラブをハンティング。今回はあの人が手放さないアイアン!

「SIM」に「SIM2」と画期的な構造と飛距離性能でゴルファーを魅了するテーラーメイドですが、ドライバーだけではなく、アイアンも優れたモデルを多く作り出しています。

タイガー・ウッズやローリー・マキロイとクラブ契約をしているUSPGAのトッププロたちは、ほとんどが自分専用のマッスルバックを使っていますが、市販モデルにも名器がよく登場します。今回狙うべきクラブは日本女子ツアー、2020-2021の賞金女王である稲見萌寧選手が使うアイアン「テーラーメイドP770」です。

画像: 稲見萌寧も使う初代「P770」が今回のターゲット

稲見萌寧も使う初代「P770」が今回のターゲット

現行モデルの「P770」ではなく、2017年に発売となった旧モデルの「P770」というのがポイントです。現行モデルは中空構造。ヘッド内部には樹脂が入っており、飛距離と打感を追求したアイアンになっていますが、旧モデルは中空ではなく軟鉄鍛造のキャビティ構造。キャビティ部分は深く大きくえぐれており、タングステンが装着されたアイアンです。

ロフトは7番で33度とややストロングロフトになっていますが、立ちすぎているわけでもなく、いまのアイアンとしてスタンダードな設定といってもいいでしょう。

アドレスしてみるとフェースはコンパクトすぎず、トップラインは厚めで安心感があります。やさしく見えるうえに、実際に打ってみると少々芯を外しても飛距離、スピン量ともに申し分ないアイアンです。

画像: トップラインは厚めで構えやすく、やさしさも感じるモデル

トップラインは厚めで構えやすく、やさしさも感じるモデル

稲見プロはほかのモデルを試しているでしょうが、結局はコレに戻るという名器。限定モデルということに加え、道具選びも絶対に妥協しないことでしられる彼女がずっと使っているということで、中古市場は沸騰、さらにタマ数も少ないので、見つけた人は非常にラッキーだと思います。

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