賞金女王になった稲見萌寧のクラブセッティング。シャフトのマッチングを中心にクラブナビゲーターの吉田朋広氏に解説してもらった

ドライバーは、もはや稲見のトレードマークともいえるキャロウェイ「MAVRIKサブゼロ」。シャフトはピンクの限定カラーのUSTマミヤ「ジ・アッタス5S」を装着している。
稲見効果でドライバーは旧モデルとはいえかなりの人気で、中古市場では品薄状態が続いている。シャフトも最新モデルではないというのに女子ツアーで人気となっているという。

画像: 女王の風格漂う稲見の最強セッティング。アマチュアの男子にも真似しやすいスペック(写真は2021 エリエールレディス 撮影/岡沢裕行)

女王の風格漂う稲見の最強セッティング。アマチュアの男子にも真似しやすいスペック(写真は2021 エリエールレディス 撮影/岡沢裕行)

「つかまりすぎない「サブゼロ」のヘッドに自分でタイミングが取りやすい『ジ・アッタス』とのマッチングです。左へのミスが少ないので、自分で振りにいったときでも上手くコントロールできる組み合わせです。シャフトには飛びを求めるのではなく、長年使っている扱いやすいシャフトで弾道をコントロールしているのだと思います」(吉田氏)

アマチュアの場合は稲見と逆で「つかまるヘッド」に「先が走るシャフト」を組み合わせている場合が多く見られるが、その組み合わせでは飛距離は期待できるが安定感が少なくなり、意のままにコントロールすることは難しくなるという。

画像: ユーティリティにはUSTマミヤのアッタスMBハイブリッド65Sを装着している(写真は2021 エリエールレディス 撮影/岡沢裕行)

ユーティリティにはUSTマミヤのアッタスMBハイブリッド65Sを装着している(写真は2021 エリエールレディス 撮影/岡沢裕行)

フェアウェイウッドになると、同じアッタスでも稲見は「アッタス ジャック」をチョイスしている。

「『アッタス ジャック』はちょっと先端が動くシャフトですから、フェアウェイウッドではボールが拾いやすいイメージを求めているのがわかります」(吉田氏)

いっぽうUTとアイアンのシャフトはしっかりめのものをセレクト。
「どちらのシャフトも軽さの割にはしっかりしていて、硬く感じるモデルです。切り返しの感じが合わせやすく、ライン出しのイメージがしやすい。方向性重視のセレクトですね」(吉田氏)

【稲見萌寧のセッティング】
1W:キャロウェイMAVRIKサブゼロ(10.5度、USTマミヤ ジ・アッタス5S)
3W:スリクソンZX(15度、USTマミヤ アッタスジャック5S)
5W:スリクソンZX(18度、USTマミヤ アッタスジャック5S)
3UT:スリクソンZX(19度、USTマミヤアッタスMBハイブリッド65S)
4UT:スリクソンZX(22度、USTマミヤアッタスMBハイブリッド65S)
5UT:スリクソンZX(25度、USTマミヤアッタスMBハイブリッド65S)
5I~PW:テーラーメイドP770(NSプロ950GH neo R)
AW:タイトリスト ボーケイSM8( 52度)
SW:タイトリスト ボーケイSM8( 58度)
パター:テーラーメイド トラスTB1

This article is a sponsored article by
''.