2年ぶりに開催された世界最大級のカスタムカーと関連製品の展示会「東京オートサロン2022」。クルマ好きのプロゴルファー・中村修がレポート。
新型フェアレディZのカスタムカーが早速お目見え
注目の日産「フェアレディZ」の新型を見たくて「東京オートサロン2022」の取材申請を出しました。取材に行ったのは1月14日、報道関係者や業界関係者が入場できるビジネスデー。土日の一般公開日では20万人以上の来場者があったようなのでやはりクルマ好きににはたまらないイベントであったようです。
幕張メッセの広い敷地内に国内外の自動車メーカーが最新モデルを展示しているのはもちろん、カスタムパーツメーカーがカスタムした最新モデルを展示していたり、国内外のレースシーンを盛り上げたラリーカーからF1のレーシングカーまで展示されていてまさにカスタムカーの祭典といったイベントで楽しみにしていました。
各ブースを見ながら、個人的に気になっていた「フェアレディZ」の新型を見に日産のブースへ。歴代の「Z」のデザインを取り入れながらデザインされた新型はV6、3000CCツインターボで405馬力という大パワーを得てスポーツカーとして世界から注目されています。イカズチイエローの特別仕様「Proto Spec」は約700万円で240台限定の販売ということですが、6月から発売される市販モデルはもう少し下げた価格で発売されるらしいです。その迫力とカッコ良さから、このクルマでゴルフコースに行ったらと思うだけで顔がニヤけてきます。
さて、ゴルファーとして気になるトランクですが、横幅はあるのですが深さがあまりないので小さめのセルフバッグならひとつ、座席の後ろにも少しスペースがあるので小さめのキャディバッグであればもう1セット積めるかどうかというところでしょう。
大パワーを受け止めるトランスミッションは6速MTと9速ATが用意されていてどちらを選んでも運転を楽しめることは間違いないでしょう。メーカーオプションパーツで飾られたモデルも展示されていましたが、これまた迫力があって6月以降の市販モデルを待ってカスタムしたいと思った人も多いのではないでしょうか。運転が楽しくても飛ばすのゴルフだけにしてくれぐれも安全運転でお願いします。
続いてはガラッと変わってバッテリーからの電力だけで走行する日産のEV「ARIYA」を見てみます。かなり大きなバッテリーを積んでいることで1充電で470㎞の走行が可能(2WD)なので、安心してゴルフコースまでの往復ができます。ガソリン車に比べて使い方によっては半額くらいのコストで同じ距離を走れるということですし、最新テクノロジーを搭載しており自動運転の技術も進んでいるので、疲れの出るゴルフの帰り道でも安心して家路につくことができそうです。トランクもゴルフバッグを横に積める幅もありキャディバッグ3つは余裕で積めそうです。
もう1台気になるSUV、三菱の「アウトランダーPHEV」も見に行きました。バッテリーを使って電気自動車として80㎞以上も走行することができるので普段の買い物や練習場、近くにコースがある恵まれた地域に住んでいる人にとっては電気自動車として使用できますし、それ以上の距離を走る場合はガソリンを使ったハイブリッド走行もできるので走行距離に関してはまったく不安はなさそうでしたね。日産「ARIYA」同様に国からの補助金や自動車税の控除など受けられるのでイニシャルコストも抑えられそうです。
ただゴルファー目線でトランクを見ると、キャディバッグが横にボンと入る幅はなく斜めに入れることになりますが、上手く重ねて3つは入るかなといったところです。エンジンと2つのモーターを使った4WDのシステムで安全に安心して走行できる様々なテクノロジーも満載されていて、SUVらしからる走る楽しさも味わえるといいます。実は最近自宅近くの三菱ディーラーで試乗してきましてデザイン、乗り心地、テクノロジーなどモータージャーナリストの人たちのレポート通りものでした。あとはウチの奥さんを説得させられるだけの補助金や燃費といった材料を集めてトライしてみようと思っています。
ゴルファー的には、試乗する際にはキャディバッグを積み下ろししてみることをおススメします。ゴルフ業界もスチールシャフトやグリップ、ヘッドなどコロナ禍の影響で品不足が続いていますが、自動車業界でも半導体不足などで納期に時間がかかっているといいます。興味のある人は早めに行動したほうがよさそうです。