今年1月14日に発売されたばかりのキャロウェイのニュークラブ「APEX UW」。UWとはユーティリティウッドの略称で、アイアンで好評を博するAPEXシリーズの流れを汲みつつ、フェアウェイウッド（以下FW）とユーティリティ（以下UT）の性能を掛け合わせた新たなカテゴリーのクラブに仕上がっているという。
その名が示す通り、見た目については「たしかに一般的なFWを小さくしてUTっぽい形状にした感じ、というのが第一印象ですね。ちょうどFWとUTの中間、という表現がしっくりきます。フェースの大きさや厚さはFWに近いですね」とプロゴルファー・中村修は評する。
キャロウェイ「APEX UW」（写真はロフト21度モデル）
「構えると、同じく海外で人気のFW、UTを彷彿とさせるスッキリした見え方で、一般的なUTと比較すると、FW的な形状でソールがラウンドしているぶん、いろんなライに対応できそうですね」（中村、以下同）
ヘッドはマレージング鋼を素材としたフェースカップ構造を採用し、AI設計の専用フェースを搭載。また、キャロウェイの最新FW、UTシリーズに搭載されている、フェースの裏側の2本の柱をブレード状に薄くした「JAILBREAK AI ベロシティブレード」も、「APEX UW」専用設計に。
フェースもウッド形状。もちろんAIの専用設計フェースを採用している
ソール前方には約7グラムのスクリューウェートを搭載し、ヘッド内部前方にも約18グラムのタングステンウェートを配し、低・浅重心設計にすることで、打ち出し角やスピン量の最適化がなされているという。
ではロフト21度モデルに純正シャフト「ディアマナ55 forキャロウェイ」のSフレックスを組み合わせて、中村が試打した際の平均データと、インプレッションを見てみよう。
【中村のAPEX UWの試打結果】
HS40.7m/s キャリー194.1Y トータル203.4Y ボールの最高到達点35.9Y ボール初速59.1m/s スピン量5246.7rpm
「打感はマレージング鋼のガッチリとした感触。ほぼストレート、ややドロー弾道で、高さも過剰に出し過ぎず飛ばしてくれました。FWらしさがありつつも、UTのような打ちやすさ、やさしさもあって、非常に扱いやすいクラブと言えます」
中村曰く「とくに今までUTが苦手だった方、そしてやショートウッドを多用していた方にオススメ」だそう。FWらしい見た目や性能と、UTの打ちやすさを併せ持った「APEX UW」、ぜひ一度試打してみてほしい。
