2016年に登場した本間ゴルフのゴルフボール「D1」。コストパフォーマンスが高く、アマチュアが求める飛距離に特化したディスタンス系のボールとして、瞬く間に人気が広がった。4代目となる今モデルは、さらなる飛距離アップと環境にもやさしい次世代のボールだという。さてどのように進化したのか小暮博則プロにテストしてもらった。
とくに気になる飛距離性能を2020年発売、3代目の「D1」ボールと比較した。
2022年モデルはさらなる飛距離アップのために新開発した「ロースピンラバーコア」が搭載されている。
「打感はニューモデルのほうが少しだけ軟らかく感じますね。20年モデルがガチッとフェースに当たって飛んでいくのに対して、ほんの少しフェースに乗るというか軟らかい感じがしますね。性能的にもより高く強い球が打ちやすいように感じます。打感が軟らかいとインパクトでのフィーリングがいいですし、ドライバーでは押し込む感じ、アイアンでは運ぶ感じがより出せますね」(小暮プロ)
ドライバー、7番アイアン、PWでそれぞれ10球打って、弾道計測器「トラックマン」で計測し、平均を出したデータは以下の通りだ。
【小暮プロのドライバーでの試打結果】
【2020モデル】
HS46.5m/s キャリー248.1Y トータル273.0Y スピン量2690rpm
【2022モデル】
HS46.5m/s キャリー250.2Y トータル273.8Y スピン量2892rpm
【小暮プロの7番アイアンでの試打結果】
【2020モデル】
HS37.7m/s キャリー156.4Y トータル164.1Y スピン量6107rpm
【2022モデル】
HS37.7m/s キャリー156.6Y トータル164.7Y スピン量5930rpm
【小暮プロのPWでの試打結果】
【2020モデル】
HS35.1m/s キャリー120.0Y トータル123.8Y スピン量7914rpm
【2022モデル】
HS35.1m/s キャリー121.0 Yトータル124.6Y スピン量8304rpm
どの番手もわずかながらキャリー、トータル飛距離ともに伸び、確実に進化しているのがわかる。
「平均で見るとわずかな差かもしれませんが、打ち比べるともっと差を感じますね。キャリーが伸びているのはこのボールを使うゴルファーの層にはメリットとなるでしょう。ハザードの苦手意識を取り除いてくれるかもしれませんね」(小暮プロ)