中古ショップ巡りを習慣とし、つねに掘り出し物を探しているゴルフ業界人、通称「中古名器ハンター」が時間の審査を経て“名器“と呼ばれるに至った中古クラブをハンティング! 今回は松山英樹が使っていたユーティリティ!
先日の「ソニーオープン」でも優勝して、すでに今シーズン2勝と強さを見せつけている松山英樹。クラブにうるさいことでも知られていますが、彼はかつてドライバー、スプーン、ユーティリティを毎年替えていました。
とくにウッドとアイアンをつなぐクラブは、コースに応じて「M2ツアーアイアン」やウッド型のユーティリティをチョイス。
一般のアマチュアゴルファーならまだしも、USPGA選手で筋力もあり、ヘッドスピードも超速い、あのクラスでウッド型のUTを選択するプロはハッキリ言って非常に少ないのですが、松山選手はよく使っていました。「ツアーステージX-UT」、「ロイヤルコレクションBBD’S」、「スリクソンADハイブリッド」などなど。
そんななか契約外の1本として松山選手が長く使っていたのが、本間ゴルフ「TW727」のユーティリティです。「TW727」のシリーズは、ドライバー、FW、UTとどれをとって見ても形状が美しく、打ってみるとボールがフェースに食いつくような打感でいいクラブばかり。
いかにもボールをコントロールできそうな形状、アドレスしたときのすわりのよさ、美しさ、非の打ちどころがないシリーズだと思います。
この「TW727」のユーティリティの使用に関しては同じ東北福祉大学出身で先輩にあたる、谷原秀人のすすめもあったとかなかったとか。
いずれにせよクラブの形状にうるさい松山英樹が認めるほど、この時期の本間のUTは形がよいものでした。
いまはユーティリティにも複合素材、異素材を使ったモデルが多い中、単一素材のソリッドな打ち心地がいいという人にはぜひ見つけて使ってほしいモデルですね。