「STEALTH」は飛ぶだけじゃない！
食いつくような打感、心地いい爽快な音
「STEALTH」は確かに初速が出て、飛距離性能も高い。だが、試打した香西成都プロが、まず驚いたのがカーボンらしからぬ打感と打音。そしてミスへの強さだった
「なんだろう、この気持ちいい打感。球がフェースに食いついているような感じがある。それなのに弾きもよくて初速も出ている。これまでの初速の速いドライバーは、ボールが当たった瞬間に〝パーン〟と弾く感じがあったのに、『ステルス』にはそれがない。インパクトでボールがつぶれて、しっかりとボールをつかまえているのに、弾きもよくて初速が速い。チタンとはまったく違うフィーリングです。『PLUS＋』こそインパクトで、やや球の硬さを感じますが、『ステルス』『ステルスHD』は衝撃がほとんど手にこないほど。ボールがないかのように素振り感覚で振り切れる。強いて言うならば、高反発規制前のドライバーで本当に芯を食ったときに、ボールが当たった感じがしなかった、あの感覚に似ていますね。スイートスポットも格段に大きいので、いつでも〝芯食い〟体験ができる。さらに打感だけでなく、響きのある心地いい音で、飛んでいる気にさせるうえに、実際に飛んでいます。これがカーボンフェースの実力なんですね。」
「『ステルス』は確かに初速が速く、飛距離も出る。でも、それ以上に打感のよさに驚きました。軟らかく食いつくような打感なのに弾くという不思議な感覚ですが、これが気持ちいい。ぜひ打ってこの感覚を味わってほしい」（香西プロ）
「STEALTH」は3モデルから好みの弾道で選べる
「ミスに強いのも『ステルス』の特徴です。とくにフェースの下目に当たってもスピン量がそれほど増えず、吹け上がらない。安定して強い球が打てます。３モデルの違いは見た目ではほとんど変わらないのですが、打ってみると『ＰＬＵＳ＋』はインパクトで明らかに重心が前にあると分かります。球が強くスピン量も少ないのでアスリートやハードヒッターに向いているでしょう。ウェイトを調整することで、さらに操作性を高められます。『ステルス』は変に自分で操作せず、シンプルに振れば真っすぐ飛ばせるモデル。『ハイドロ―』を意味する『ＨＤ』はボールをつかまえやすく球が上がりやすい。かといってつかまりすぎることもない。3モデルとも初速が速く、曲がりにくいので、確実により遠くに飛ばせます」（香西プロ）
●取材協力/テーラーメイド
弾道計測器「トラックマン4」の試打データ。HS42m/sでボールはテーラーメイドTP5xを使用
※週刊ゴルフダイジェスト2月8号より
