ゴルフを始めたばかりのビギナーにとって、スウィングについての疑問は尽きない。アマチュアへのレッスンのみならずコーチ育成にも携わる、COCO GOLF八千代緑が丘店エグゼクティブコーチ・福田慈英に、冬こそ取り組んでもらいたい「自宅でできるおすすめストレッチ」を教えてもらおう。

寒さを感じる今の季節は、練習場やラウンドに出かける頻度もベストシーズンよりも減少しがち。そんな時期でも「自宅でもできるストレッチで、体をほぐすことは欠かさないほうがいいですね」と福田。

「単純に気温が低いのと、運動が減ることで筋肉が固まりやすく、『よし、ゴルフをやるぞ』というときでも思ったより体が回らず上手くスウィングできなかったり、飛んでくれなかったりと、とくにベストシーズンとプレーにギャップが生まれやすいのが冬の季節です。ツアーで戦う選手たちがオフシーズンの時にストレッチや筋トレを重点的におこなうのも、冬で体が固まりやすいぶんのマイナスを減らすため、という側面も大きいんです」(福田、以下同)

プロだけでなくアマチュアにとっても、ストレッチで体の可動域を増やすことはスウィングに大きなプラスとなる。ということで、福田に自宅でもできるおすすめのストレッチを教えてもらおう。

「僕のおすすめは上半身のストレッチです。まず垂直に立った状態で足幅を少し開き、ゴルフクラブを、シャフトが肩甲骨辺りに通るよう担いで持ってください。その状態で、クラブを左右に動かすイメージで体を交互にねじりましょう。そして捻る際、グリップエンド側とヘッド側が体の正面側に90度以上回るのが目安です」

画像: 上半身の可動域を増やすストレッチ。垂直に立ち、ゴルフクラブなど長いものを背中に担ぐように持って上半身を左右交互にねじってみよう

上半身の可動域を増やすストレッチ。垂直に立ち、ゴルフクラブなど長いものを背中に担ぐように持って上半身を左右交互にねじってみよう

もちろんゴルフクラブでなく、棒状の長いものであればなんでもオッケー。体の柔軟性は個々人で異なるので、クラブを担ぐ位置=肩甲骨が理想ではあるが「それより少し高めでもオッケー」だという。もちろんねじる度合いについても同様だ。

画像: 肩甲骨辺りの高さで、担ぐようにクラブを持ってストレッチを行うのが理想だが、体がとくに硬い場合は少し上側で構えてもオッケーだという

肩甲骨辺りの高さで、担ぐようにクラブを持ってストレッチを行うのが理想だが、体がとくに硬い場合は少し上側で構えてもオッケーだという

また、「上半身を傾けないパターンに加えて、前傾させるパターンでもやってみてください」と福田。2パターンとも、メジャーな部類のストレッチ法ではあるが「間違ったやり方をしている人が多いので注意です」という。

画像: 垂直に立つパターンだけでなく、上半身を前傾させた状態でも同様のストレッチをやってみてほしいと福田

垂直に立つパターンだけでなく、上半身を前傾させた状態でも同様のストレッチをやってみてほしいと福田

「ポイントは、下半身を動かさず、背中やお腹の筋肉を使って上半身をねじることです。そもそも体を横に倒してしまっていてねじれていなかったり、ねじる動きに合わせてひざが曲がる、自宅のフローリングで靴下などを履いていて足が滑ってしまいストレッチが効いていない、なんてことがあります。下半身はベタ足で固定しどっしり構えた状態でしっかり上半身をねじることを意識してみてください」

画像: 上半身を横に倒すだけでねじれていなかったり(右)、ねじる動きに合わせてひざが曲がってしまう(左)とうまくストレッチの効果がなくなってしまうので注意だ

上半身を横に倒すだけでねじれていなかったり(右)、ねじる動きに合わせてひざが曲がってしまう(左)とうまくストレッチの効果がなくなってしまうので注意だ

このストレッチは体が固まりがちな冬の季節だけでなく、ベストシーズンの練習やラウンド前の体のほぐしとしても、もちろん有効。ぜひトライしてみてほしい。

協力/COCO GOLFイオンモール八千代緑が丘店

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