昨年の東京オリンピック女子ゴルフで銅メダリストに輝いた、現在女子世界ランキング3位のリディア・コ。彼女の使うアイアンが日本のメーカー製、それもカスタムパーツブランドということで話題となっている。クラブナビゲーターの吉田朋広が分析!

1月のゲインブリッジLPGAで優勝した際に新しいアイアンを投入していたことが話題になりました。さらにそのアイアンが「PROTO CONCEPT」という2019年に立ち上がった日本の新興カスタムパーツブランドのアイアンだったことでさらに話題になりました。
リディア・コ選手が使用しているモデルは「C07」の6 番と「C05」の 7~9番のコンボセット。
今回はこのリディア・コ選手使用アイアンの魅力はどこあるのか?探っていきたいと思います。

画像: リディア・コは6番に「C07」、5~9番に「C05」を入れてコンボセットとして使っている

リディア・コは6番に「C07」、5~9番に「C05」を入れてコンボセットとして使っている

「C05」はシンプル形状で安定の飛距離

操作性を犠牲にせず飛距離と直進性を高めたポケットキャビティアイアン。見た目はオーソドックスな形状で非常にシンプル。形状はセミグースネックでボールを包み込むイメージをしやすく、トップブレードの厚みも厚過ぎず、やさしく見えて安心感のあるイメージです。ヘッド素材はS25C軟鉄鍛造ボディにニッケルクロモリブデン鋼のフェース。実際に打ってみていちばんに感じるのは打感のよさです。絶妙な弾き感と軟らかさを両立しています。ポケットキャビティによくある、芯でとらえた時と芯を外した時に生じる縦の飛距離ムラも抑えられています。ソールの抜けもよく、こだわりのリーディングエッジとトレーディングエッジの形状がラフからのショットに威力を発揮してくれると思います。打球音と飛んでいくボールのスピード感が合致していて弾道の高さもバックスピン量も非常に安定しています。

画像: ソールの抜けがよく、タテのブレが少ない「C05」

ソールの抜けがよく、タテのブレが少ない「C05」

「C07 」はひと回り大きく飛ぶ!

やさしさを追求しながらもシンプルな形状。飛距離性能も高く、ヘッド形状は「C05」をひと回り大きくした感じです。ネックは短めで低重心設計になっています。トップブレードは「C05」よりもやや厚く、ソール幅も広くなっていますが全体的にはスッキリしたヘッド形状です。実際に打ってみると「C05」に比べて少し弾き感があります。ロフト角は「C05」よりも1度立っていますが、7番で31度。バウンスの効果で実際のロフトよりも飛ぶように感じます。弾道は高く、直進性能が高い感じで、ライン出しがしやすく、ターゲットを狙いやすいと思います。特筆すべきはソールの抜けのよさ。プロトコンセプトのアイアンは初めから「コンボセット」を想定したヘッド設計をしているようですが、これならば「C05」とのつながりはいいでしょう。
どちらのモデルもリディア・コ選手使用(一流プロが使う)アイアンのパフォーマンスをアマチュアゴルファーでも存分に体感できるヘッドだと思います。

画像: 「C05」よりトップブレードが厚く、ソールも広い「C07」。飛距離性能も高い。「全商品新潟県に本社のあるヘッド製造メーカーで作られているそうですが、優れたヘッド設計とそれを実現する高い技術力が光ります」(吉田氏)

「C05」よりトップブレードが厚く、ソールも広い「C07」。飛距離性能も高い。「全商品新潟県に本社のあるヘッド製造メーカーで作られているそうですが、優れたヘッド設計とそれを実現する高い技術力が光ります」(吉田氏)

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