みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。ゴルフのスコアを最終的に決めるのは何といってもパットです。いくらドライバーで飛ばそうが、アイアンでいいショットをしようが、パットが入らなければスコアになりません。
僕たちアマチュアがやりがちなのが3パット。長めの1パット目の距離感が合わず3パットすることってよくありますよね。せっかくグリーンに乗ったのに3パットしてしまったら本当にガッカリです。週刊ゴルフダイジェスト3/8号に”見つけたぞ!「ロングパットの距離感」磨き”という記事がありました。その中から僕がピンときた方法をいくつか試してみました!
この記事では早川佳智プロと青木翔コーチがそれぞれロングパットの攻略法を教えてくれているのですが、ストロークで気をつけるポイントを試してみました。
青木コーチは「パターと体を一体にしてストロークしましょう」と言っています。手でパターを振るのではなく、上半身の動きに連動してパターが動くようにしてほしいということらしいです。そうすることで毎回インパクトの強さが安定して、距離感が出やすくなるということなんです。アマチュアはヘッドを真っすぐ動かそうとするあまり、手の動きでパターを操作してしまうんですね。そのためインパクトでパンチが入ったり、緩んだりしてしまい、距離感が合わなくなるのだそうです。
体の動きでパターを動かすためにはパターのグリップエンドをみぞおちにつけて、長尺パターのイメージでストロークしてみるとその感覚がつかみやすいとのこと。頚椎(首)でパターを吊るような感覚でストロークするのが良いようです。
やってみましたが、たしかにこれだと手は動かないし、上半身の動きだけでパターを動かすことが出来ますね。手が余計なことをしないので、ストロークの大きさで距離感が出せます。パターヘッドの動きは真っすぐではなく自然と弧を描くようになりました。そのイメージのままボールを打ってみると、とてもスムーズにストロークできるように感じました。頚椎を意識して、そこを支点にするイメージでストロークすると上手く打てるように感じます。
早川プロが教えてくれた距離感の出し方は「フォローの終点を決めてからストロークする」です。パットをする前に素振りをしますよね。そのときに「このくらいの振り幅だな」と思ったら、一度そのフォローの終点でヘッドを止めるんです。で、「ここまで振るぞ!」と意識して、実際にボールを打つんです。そうすることでインパクトの意識が薄れ、一定の速度で振れるようになるのだとか。
これもやってみましたが、かなりいい感じです! たしかにインパクトの意識がなくなり、ストローク中に勝手にボールをヒットしているだけという感覚になりますね。これだとパンチが入ったり、緩んだりがなくなりそう。緊張するパットだと、どうしてもインパクトのときにどう当てようとか、テークバックはどう引こうとか考えがちなのですが、そういう余計な考えがなくなります。
またテンポもよくなり、スムーズにストロークできました。僕がやってみた感じだと、カップを見ながら距離感を合わせて素振りをして、そこでフォローの終点を決めるのがよさそう。で、終点を決めたらなるべくすぐに打つのがいいと思います。
距離感を出すためのストロークのやり方を2つ試しましたが、青木コーチがおすすめする方法は普段の練習に取り入れるといいかもしれないですね。みぞおち支点のストロークを何回かやってから普通に構えてボールを打つ練習を繰り返すと、ストロークがよくなるような気がします。
早川プロが教えてくれた方法は、実際のラウンドで役立ちますね。朝の練習グリーンでボールの転がりを確認して、どのくらいの振り幅だとどれくらい転がるかを確認しておくといいんじゃないでしょうか。これは僕も次のラウンドからやってみようと思います。
この特集記事には、ほかにも朝の練習グリーンで距離感を出す練習方法などが書かれているので、3パットが多くて悩んでいる人はぜひ週刊ゴルフダイジェストを読んでみてください。