本間ゴルフのツアーボール「TW-X」「TW-S」をプロゴルファー・堀口宜篤がドライバー、7番アイアン、58度のウェッジでそれぞれ試打! データを取りつつ、スピン量や打感の違いを探った。

昨年末に登場した本間ゴルフのニューボール「TW-X」「TW-S」。今作で3代目となるTWボールは、ツアーボールとしての確かな性能をもちながら、価格がリーズナブルなのも大きな特徴。今作についても、両モデルとも1スリーブあたり1320円(税込)と、一般的なツアーボールよりも手に取りやすい価格設定となっている。

画像: 本間ゴルフのニューボール「TW-X」(左)と「TW-S」(右)

本間ゴルフのニューボール「TW-X」(左)と「TW-S」(右)

とはいえ、やはり性能も気になるところ。それを確かめるべく、プロゴルファー・堀口宜篤にドライバー、7番アイアン、ウェッジでそれぞれ試打してもらった。試打で使用したクラブはテーラーメイド「ステルス プラスドライバー」(10.5度)、フォーティーン「TB-5フォージドアイアン」(7番、30度)、フォーティーン「RM4ウェッジ」(58度)の3本。なお、堀口の平均ヘッドスピードはドライバーで約46m/sとなっている。

ではさっそくドライバーでの試打データの平均値とインプレッションをまとめて見ていこう。

【堀口の「TW-X」のドライバー試打結果】
キャリー251ヤード トータル274ヤード 打ち出し角11.7度 ボール初速64.4m/s スピン量1865回転

【堀口の「TW-S」のドライバー試打結果】
キャリー242ヤード トータル267.5ヤード 打ち出し角14.6度 ボール初速64.4m/s スピン量2113回転

「打感は『TW-X』のほうが弾き感や硬さがあり、対して『TW-S』は比較的軟らかめ。ですが、顕著な差はありませんね。スピン量に関しては『TW-X』のほうが若干少なく、ランが出るぶん飛距離も出ています」(堀口、以下同)

続いて打ったのは7番アイアンなのだが、結論から言うと「両モデルの結果はすごくフラットでした」と堀口。試打データの平均値は以下のようになった。

【堀口の「TW-X」のアイアン試打結果】
キャリー157.5ヤード トータル169ヤード 打ち出し角18.4度 ボール初速50.1m/s スピン量5614回転

【堀口の「TW-S」のアイアン試打結果】
キャリー159ヤード トータル170.5ヤード 打ち出し角18.3度 ボール初速50.2m/s スピン量5388回転

「試打データの結果はほぼ同等。打感についても、『TW-X』は思ったより軟らかく、弾いている感じがなかったし、対して『TW-S』は思ったよりシャキッとしたしっかりめの感触で、打ち比べると不思議な感じですね。アイアンに関しては2モデル間の差はほぼないと言って良いでしょう」

続いて58度ウェッジでの試打結果も見てみよう。

【堀口の「TW-X」のウェッジ試打結果】
キャリー80ヤード トータル84ヤード 打ち出し角29.8度 ボール初速31.9m/s スピン量10871回転

【堀口の「TW-S」のウェッジ試打結果】
キャリー82ヤード トータル86ヤード 打ち出し角32度 ボール初速32.2m/s スピン量10544回転

「ウェッジまで番手が下がると、打感の差がまた出てきますね。『TW-X』も硬さはそこまで感じませんが、やはり『TW-S』のほうがより軟らかいです。いっぽうで試打データに関してはアイアン同様大きな差は表れませんでした。どちらも高さがしっかり出ますしスピンもかかるので、ショートゲーム性能も高そうです」

さて、2モデルをそれぞれの番手で打ち終えた堀口は「打感と性能のバランスが主張しない程度にできているシリーズ、と言えるでしょう」とまとめる。

「ドライバーでのスピン量、ウェッジでの打感の違いのように、それぞれのモデルで差がつけられているけれど、他メーカーほど兄弟モデル間で性能を振り切っていない感じがしますね。キャロウェイのクロムソフトシリーズで例えるなら、『TW-S』が『クロムソフト』、対して『TW-X』は『クロムソフト』と『クロムソフトX』の中間くらいに相当するのではないでしょうか。飛距離は欲しいけど弾き過ぎてほしくはないなら『TW-X』。スピンは欲しいけど柔らか過ぎてほしくはないなら『TW-S』と言ったように、細かなニーズに応えてくれそうです。何よりリーズナブルでこの性能なら、選択しては十分にアリですね」

協力/PGST

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