3月3日から4日間の日程で開催される国内女子ツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」。みんなのゴルフダイジェスト編集部員でプロゴルファー・中村修が現地からのレポートをお届け。

いよいよ開幕を明日に控え水曜日の練習日を迎えました。昨日とは打って変わって朝から肌寒く昼過ぎには雨も降ってくる天候になりました。今日は昨年2回開催されたプロテストを合格し、QT(予選会)でも上位で通過し今シーズンの前半戦の出場権を獲得したルーキーたちを見て来ました。

画像: ルーキー最上位でQTを突破した永嶋花音(写真は2022年のダイキンオーキッドレディス)

ルーキー最上位でQTを突破した永嶋花音(写真は2022年のダイキンオーキッドレディス)

今大会に出場するルーキーたちをQTランク順に紹介すると永嶋花音(5位)、佐藤心結(11位)、小倉彩愛(12位)、桑木志帆(13位)、佐久間朱莉(14位)、後藤未有(17位)、内田ことこ(26位)、天本ハルカ(32位)、工藤優海(40位)と昨年の2回のプロテスト合格者9名が出場しています。

まずは5位でQTを通過した永嶋花音(はなね)選手。昨年9月のステップアップツアーで2位の実績もあります。キャディを務める父でプロゴルファーでもある永嶋達矢さんに話しを聞くと「失敗はたくさんしてきましたが、落ち込んでも前を向ける打たれ強さがあります」という性格だとか。飛距離もありますし、キレのいいショットを見せてくれました。

続いて佐藤心結選手ですが、昨年の「スタンレーレディス」でプレーオフに残るも惜しくも渋野日向子選手に敗れました。その後プロテストとQTを突破しその実力を示していました。なんといっても飛距離とショット力が魅力ですが、キャディを務める三觜喜一プロコーチに攻め方やマネジメントを学びながら、グリーン周りも入念にチェックする練習ラウンドをしていました。

画像: 昨年の「スタンレーレディス」で惜しくもプレーオフで渋野日向子に敗れはしたが、プロテスト合格とQTを突破しルーキーシーズンを迎える佐藤心結(写真は2022年のダイキンオーキッドレディス)

昨年の「スタンレーレディス」で惜しくもプレーオフで渋野日向子に敗れはしたが、プロテスト合格とQTを突破しルーキーシーズンを迎える佐藤心結(写真は2022年のダイキンオーキッドレディス)

画像: 水曜日の練習ラウンドを共にした小倉彩愛(左)と後藤未有(写真は2022年のダイキンオーキッドレディス)

水曜日の練習ラウンドを共にした小倉彩愛(左)と後藤未有(写真は2022年のダイキンオーキッドレディス)

小倉彩愛選手と後藤未有選手は練習ラウンドを共にしていました。ティーショットが安定している二人ですが、沖縄特有の風にラフ、コーライグリーン、グリーン周りからのアプローチを入念にチェックしていました。

パターを2本入れる奇策のセッティングでQTを突破した桑木志帆選手。実際には1本しか使用しなかったようですが、もし調子が悪ければサブのパターを使える心の余裕がスコアを崩せないQTでは上手く作用しました。今回はパター1本のセッティングでしたので、ルーキーらしく思い切りのいいゴルフを見せてくれそうです。ゆっくりとねじり上げるテークバックからベタ足で振り抜くスウィングが魅力的です。

画像: ゆっくりとねじり上げるテークバックからベタ足で振り抜くスウィングが魅力の桑木志帆(写真は2022年のダイキンオーキッドレディス)

ゆっくりとねじり上げるテークバックからベタ足で振り抜くスウィングが魅力の桑木志帆(写真は2022年のダイキンオーキッドレディス)

歴代優勝者を見てみるとルーキーや2年目など若い年齢での優勝者はいません。それだけ琉球ゴルフ倶楽部では経験が必要だということを表しています。どの選手にとっても、ここ沖縄特有の風と芝に対応することが予選通過、上位進出のカギになってきます。出場するルーキーすべては紹介できませんでしたが、開幕戦を戦うルーキーたちにも注目していきます。

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