先週開幕し、さっそく西郷真央の初優勝というドラマが生まれた日本女子ツアー。「みんゴル」取材班にとってもトーナメント取材が開幕! 「ダイキンオーキッドレディス」へ向かいメーカーのサービスカー、ツアーバンを覗いてみた。
まずは、ほとんどの契約プロがチェンジしたという「ローグ ST」の情報を探りにキャロウェイへ。すると、なんと、そこでまだ正式に発表されていない「ローグ ST」の「♦︎♦︎♦︎」(トリプルダイヤモンド)を発見! 「♦︎♦︎♦︎」には「ローグ ST MAX」のプロトタイプにあたる「♦︎♦︎♦︎」、「ローグ ST LS」のプロトタイプに当たる「♦︎♦︎♦︎LS」、そして「♦︎♦︎♦︎S」と3つのタイプが存在した。現在、USPGAツアーではザンダー・シャウフェレが「♦︎♦︎♦︎S」、ジョン・ラームが「♦︎♦︎♦︎LS」を使っている。
ヘッド体積はどれも不明だが、小さい順に「♦︎♦︎♦︎S」、「♦︎♦︎♦︎LS」、「♦︎♦︎♦︎」で、ノーマルの「ローグST」シリーズとの大きな違いはどれもハイバック形状で、ソールのフェース寄りの真ん中部分にウェートがあること。これなら選手の好みやスピン量に応じて弾道を調整できる。
まだ、発売は未定とのことだが、ちなみに開幕戦の「ダイキン」では、原英莉花はが「♦︎♦︎♦︎LS」、堀琴音と西村優奈が「♦︎♦︎♦︎」を使っていた。どのモデルも低スピンと操作性を重視しているようで締まって見える。テーラーメイドの「ステルス」シリーズの本当のライバルはこのモデルたちなのかもしれない。
次に向かったのは本間ゴルフのサービスカー。こちらはすでに発表になったがニューモデル「TW757」シリーズのドライバーをセッティング中だった。このドライバーの特徴は、ソールにあるスリット部分をカーボンで覆うことで、フェースのたわみすぎを防ぎ初速を上げるということ。
つかまり重視でヘッド体積460ccの「D」と、ソールにあるふたつのウェートによる調整でスピン量が変えられる450ccの「S」がある。「D」を使う葭葉ルミはスピン量が減って飛距離が伸びたという。海外の男子プロの飛距離もとてつもないが、女子プロも最新ドライバーの恩恵を受け、どんどん飛距離を伸ばしてきている。ツアーで台風の目となるドライバーは何なのか、選手とともにクラブにも注目したい。