クラブフィッターの小倉です。今日はグリップのお話です。みなさんは、グリップはこだわっていますでしょうか。あ、先に言っておきますが、グリップは、本人が気にならなければ、何でもいい。が私の本音です。グリップは、クラブと自身をつなぐ接点ですから、「気にならない」ことがもっとも重要な事だと思っています。ちなみ私は、ドライバーからウェッジまで同じモデルで揃えています。ドライバーからアイアンまでは、バックラインあり。そしてウェッジはバックラインなしです。理由は明確です。その組み合わせが”私は”いちばん気にならないから。ウェッジは、開いて使う事が多く、バックラインなしのほうが握り直した時に違和感がないのでそちらをチョイスしています。
よくグリップは全部同じモデルで揃えたほうがいいのか？ とか、太さがバラバラで使っているが、問題はあるか？といったご質問を頂きます。そういった場合は、必ず使っていて何か違和感はありますか？ と伺います。モデルや太さを統一したほうが違和感を覚えにくいですし、余計なミスは減らせるとは思います。ですが、使っていて違和感や不満がないなら、あえて変える必要はないと思うのです。もし違和感があるなら、その原因をはっきりさせてからモデルや太さを決めないと、結局違和感は残ってしまいますから。
グリップはいま使っているものに違和感があるなら、その原因は何かをハッキリさせて、次のモデルを選ぶのがいい
ただあまりに気にしなさすぎてツルツルのグリップをそのまま使っている方もいらっしゃいます。そうなると余計な力みが入ってしまい、ミスに繋がってしまいますから、それもまた問題です。
グリップを変えることによって違和感が増してしまったら、元も子もありません。ですが現段階で何もこだわっていないのであれば、劣化によって気になりだしたタイミングで一度見直してみるのも手です。同じモデルに交換しても握り心地は変わるのですから、より気にならないグリップを探せる唯一のタイミングとも言えます。
世の中グリップ不足ですので、いま使っているグリップが欠品中なんて方もいるはず。そんな状況ではありますが、スウィング中に気になるグリップでプレーしてもいい結果など生まれるはずもありません。グリップは消耗品なのですから、つね日頃からショップなどでお気に入りの”気にならない”グリップの目星をつけておくことをオススメします。
