軽量で振りやすく、ヘッドスピードが上がるといわれるキャロウェイの「MAX FAST」。「ローグ ST」が登場して前作と何が違うのかゴルフステージ成城のクラブナビゲーター・吉田朋広が打ち比べてみた。

季節も春らしく気温も上がってきていよいよ「ゴルフシーズン到来」ですね。しかし、いざ久しぶりに練習場に行くと今までのドライバーが重い? 振り切れていない? と感じるゴルファー、とくにそんなシニアの方にも注目してほしい「軽量ドライバー」を検証したいと思います。2022年キャロウェイの新製品「ローグ ST MAX FAST」です。

構えた感じはシャローフェースのシャローバックでフェースアングルはつかまりもよさそうなフックフェースで大きさも含めてやさしく見えます。打ってみると軽く弾けるような軟らかい打感。
これは「ローグST」シリーズに共通ですね。非常に振りやすいのでプレーヤーは振り抜くことだけを意識すればいいでしょう。
「ローグ ST MAX FAST」の注目ポイントはスウィートエリアの広さ、左右に広くなっているので、オフセンターヒット時の弾道にブレがありません。
わざとスライス回転をかけてショットしても曲がりが少ないですね。左右ブレが少なくなり、狙ったところから大きく曲がるミスが減るでしょう。
ヘッドスピード的には35~42m/sくらいのスウィンガータイプでドライバーショットの安定感を求めるプレーヤーが使うとイメージ通りの結果が出ると思います。ハイドローを打ちたい人やレディスモデルに物足りなさを感じている女性アスリートにもいいでしょう。

画像: 「EPIC MAX FAST」と比較。「EPIC」はロフトは10.5度、シャフトは「SPEEDER for Callaway 」(R)、総重量は267グラム、シャフト振動数は212CPM。「ローグ ST」はロフトは10.5度、シャフト「SPEEDER NX for Callaway」 (R)総重量は273グラム、シャフト振動数は206CPMでテストした

「EPIC MAX FAST」と比較。「EPIC」はロフトは10.5度、シャフトは「SPEEDER for Callaway 」(R)、総重量は267グラム、シャフト振動数は212CPM。「ローグ ST」はロフトは10.5度、シャフト「SPEEDER NX for Callaway」 (R)総重量は273グラム、シャフト振動数は206CPMでテストした

前作の「EPIC MAX FASTドライバー」と比較してみました。
ヘッド形状はほぼ一緒。違うところといえば「EPIC MAX FAST」はEPICらしくヘッドのクラウン部分の頂点が高くなっているのとソール後方にスライド式ウェートがある点です。
打ってみるとこちらのほうが弾き感がありますね。センターヒットした際のボールスピードはほぼ一緒ですですが弾き感があるので「EPIC MAX FAST」のほうが打球感的にボールスピードを感じる方もいるかもしれません。スライス回転をかけてみると「ローグST MAX FAST」のほうがブレが少なく、ボールスピードも落ちない感じです。芯をとらえたショットの飛距離性能的にはほとんど一緒ですが、ボールをつかまえきれずに右へ行くミスに対しては「ローグST MAX FAST」がやや優位かな? といった印象です。
どちらもヘッドスピードが速くないゴルファーが使いやすい設計で作られていますがオリジナルシャフトのままだと総重量が軽いのとシャフトのしなりがやや大きいのですべての方はカバーできません。切り返し時に力まずにフィニッシュまで振り抜けるスインガータイプの方には合いますが、ヘッドスピードが速くないゴルファーでもインパクトで打ち込むタイプの方はシャフトを少しチューンアップしたいところです。
その場合、クラブ本来の設計からすると40グラム台や 50グラム台前半のカスタムシャフトとマッチングさせるのがいいでしょう。

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