2020年東京オリンピックでゴルフ競技が開催された。世界のトップ選手を迎えたのがこの霞ヶ関カンツリー倶楽部であることは記憶に新しい。2016年にファジオ親子によるコースの大改造が行われ、時代に合わせてコース自体も進化してきている
「改造すれば世界的コースになりうる」とアリソンは言った
東京GC朝霞コースを建設中に、朝香宮鳩彦王とともに霞ヶ関CCを訪れたアリソンは「改造すれば世界的コースになりうる」「設計料はいらない」と語り、結局東コースをアリソンの勧告に従って改造することになった。実際の作業は、アリソンの図面を見ながら朝霞コースで土を動かし立体的に造成したシェ―パーのペン・グレースが行った。
2020年東京オリンピックのゴルフ競技の会場に選ばれ、それによって大改造が2016年にトム・ファジオ、ローガン・ファジオ親子によって行われた。
コースの全長は7466ヤード、パー71となり、かなりハードなコースに仕上がっている。この改造によって趣が消失したという意見があり、いやプレーしやすくなったという意見もある。改造後に数回にプレーをしているが、以前よりプレーはしやすくなったと思う。その理由は、フェアウェイが以前よりも広く感じられるからだ。確かに距離は伸ばされたが、アベレージゴルファーなら無理をせずにパー4なら3回で、パー5なら4回でピンを狙えることからハードになったという印象は薄い。ただしトーナメントティからはかなりハードといえる。距離が伸び、そのうえパー71だからだ。