重めのシャフトがだんだん振れなくなってきたという人にピッタリなのはシャフトの軽量化。でも、軽すぎると物足りないように感じるのだが。ゴルフステージ成城のクラブナビゲーター・吉田朋広に軽くても頼りにくくないモデルを教えてもらった。

2022マスターズトーナメントも直前に控えいよいよゴルフシーズンの到来といった雰囲気になってきました。
日本ではゴルファーの平均年齢も上がりシャフトフィッティングでも振りやすいシャフトへ交換する方が多くなっています。とくに近年各シャフトメーカーが積極的に新製品を投入してきて注目度が高くなってきている軽量シャフト、その中でも40グラム台のシャフトを2回に分けて検証していきたいと思います。
今回はアスリートゴルファーが重めのシャフトから移行しても使える3機種を選びました。

画像: 今回は40g台のシャフト研究。写真上が「ディアマナPD」下が「ツアーAD UB」

今回は40g台のシャフト研究。写真上が「ディアマナPD」下が「ツアーAD UB」

「三菱ケミカル ディアマナPD 40」

中元調子系のアスリートゴルファー向けシャフトです。フレックスは「X・S ・SR・R ・R2」と充実した5フレックス展開、メーカーの力の入れようが伝わりますね。
アスリートゴルファー向けですが、40gとなると60g、70gほどハードな印象もなく、手元側でタイミングを取るタイプのゴルファーがシャフトを軽くした場合に使いやすく感じるシャフトに仕上がっています。
 このシャフトの特徴は「切り返しのタイミングの取りやすさ」。極端にいうと40グラム台を打ったあとに60グラム台のモデルを打っても同じ。その逆でも同じ!異なる重量帯でも振り感に違いないように設計されており、メーカーの拘りを感じます。
 左を気にせずに振っていけ、強めのインパクトでも打点もバラツキにくく、バックスピン量も少なめ、ボールの吹け上がりのない安定した弾道を打つ事が可能です。
フレックス選びですが、マッチングさせるヘッドとの相性もありますが、最初に試して頂きたいのはSR。慣性モーメントの大きいドライバーヘッドと相性がいいように設計されたシャフトですので、海外メーカーのドライバーヘッドと相性がいいですね。

「グラファイトデザイン ツアーADUB 4」

名シャフト「DI」を現代版に改良したシャフトと言われています。確かにクセのないスムーズな振りやすさを感じます。手元側から先端部にかけて徐々に硬く設計されているのがそう感じさせてくれるのでしょう。
 とはいえ、やはり設計はアスリート系シャフト。先端剛性の強さに「ツアーAD」らしさを感じる事ができます。インパクトは軽量シャフトながら厚く、バックスピン量も少なめです。
シャフトが「勝手に仕事をして飛ぶ」というよりもプレーヤーが「振った分だけ飛ぶ」シャフトに仕上がっています。フェードボールが打ちやすいのはもちろん、ボールのつかまり過ぎを抑えた設計ですので、ドローボールを打っても左へつかまりすぎることはありません。
長年「ツアーAD」のシャフトをお使いの方がシャフトを軽量化するのにぴったりといえるでしょう。フレックス選びですが、多少硬く感じるかもしれませんがフレックスSをオススメします。

「ネクストゴルフSHINOGI SP- 40」

このシャフトを知っている方は相当なギアマニア。シャフトに詳しい方でも知らない方が多い「知る人ぞ知る」ハイパフォーマンスシャフトです。シニアアスリートゴルファーをターゲットにして設計された「 S ・R ・R2」の3フレックス展開です
特長はズバリ「軽量ながら重厚」。40グラム台のシャフトですが、50グラム台のシャフトに近い重厚な打感が印象的なシャフトです。

手元側には4軸組布を採用し、切り返し時の潰れによる頼りなさを防いでいます。シャフトの挙動はほかのシャフトにないフィーリング。インパクト付近でシャフト先端部の動きが少なく、フェースでボールを押し込むイメージですね。ヘッド挙動は安定しますのでアスリートゴルファーが求める厚いインパクトを実現します。フェードやドローといったボールが打ちやすいのも魅力です。バックスピン量も抑えられるので飛距離アップにつながるでしょう。いちばん試して頂きたいフレックスはS。
振動数は約235CPMです。ヘッドスピードに関係なくこのフレックスだけで幅広いゴルファーをカバーします。

画像: 知る人ぞ知る「ネクストゴルフSHINOGI SP- 40」。ボールを押し込むような打感がいい

知る人ぞ知る「ネクストゴルフSHINOGI SP- 40」。ボールを押し込むような打感がいい

画像: 【ゴルフレッスン】頭は残す?残さない?正しいのはどっちの理論か?【合田洋】【スイング】 youtu.be

【ゴルフレッスン】頭は残す?残さない?正しいのはどっちの理論か?【合田洋】【スイング】

youtu.be

This article is a sponsored article by
''.