2022年のニュードライバー「ローグ ST」を手にオーガスタナショナルゴルフクラブに乗り込んだキャロウェイスタッフプレーヤーたち。その中でも注目選手を紹介しよう!
優勝候補と言われるジョン・ラームやザンダー・シャウフェレではなく、今回紹介するのは
初日60位タイで巻き返しが期待されるサム・バーンズだ!
ルイジアナ州立大学出身の25歳。大学時代にはアメリカアマチュアゴルファーの最高峰に贈られるジャック・ニクラスアワードを獲得するなどエリート中のエリート。2021年にはバルスパー選手権でツアー初優勝を挙げ、賞金ランキング14位、FedEXランク19位で終える。
新シーズンが始まってからは2戦目となるサンダーソンファームズ選手権で2勝目、そしてマスターズ前の3月にバルスパー選手権で大会連覇を果たし、マスターズへと乗り込んできた。
クラブセッティングを見てみよう
今シーズン「エピック スピード」から「ローグ ST ◇◇◇」へとドライバーをチェンジ。
シャフトは使い慣れた「VENTUS BLUE 7TX」と変更していない。ということは、もしアマチュアのみなさんが前モデルの「EPIC」シリーズから「ローグST」シリーズにチェンジするとしても、前使っていたシャフトでもマッチすると考えてよさそうだ。まずはお気に入りのシャフトでヘッドの違いを確かめてみてはどうだろう?
フェアウェイウッドを見ると3番ウッドは入れずに「MAVRIK Sub Zero」の4Wを引き続き使用。難しいスプーンではなくロフト17度の「バフィ」、さらにネックの調整部分を見るとドローポジション!
ドライバーのロフト10.5度といい、アマチュアにもとても参考になるスペック選びをしている。ユーティリティは「APEX UW」の21度を新たに投入し、ウッドからアイアンへの流れをよりよくした。
そしてアイアンのセッティング!
21シーズンに「APEX PRO」からツアーで人気の「APEX TCB」へとチェンジ。スピン量や打ち出し角が安定し、より安定したアイアンショットが打てるようになったという。
注目してもらいたいのがウェッジのセッティングだ。
USPGAツアーでは当然のことながら単品ウェッジが主流。そのうえ最近ではPWまでも外し、46度や48度といったロフト表示のウェッジを入れるプロが増えてきている。
ツアーはそんなトレンドだというのに、サム・バーンズはなんとAWまでを「セットもの」のウェッジを入れている。
その理由はバーンズはPWとAWを使う時は、フルショットで多用するためだ。
よりミスに強いという理由でアイアンと同じ、複合素材構造をもつ、この2本のウェッジをチョイスしたのだとか。そして56度、60度の「MD5 JAWSウェッジ」が入る。
まさにアマチュアが参考になるクラブセッティングで、このまま真似てもいいくらいなのだ!
そんなやさしいクラブセッティング作りをするバーンズが選んだドライバーは「ローグST」。
前に使っていた「エピック スピード」もかなり気に入っていたというが、ボールの最高到達点からのひと伸びと右へのミスをもう少しどうにかしたいと思っていて「ローグST」に替えたところ、この悩みが解消、より安定して飛ばせるようになった。
バーンズのようにやさしいセッティングでスコアをよくしたい人にもきっとマッチする「ローグ ST」のドライバーは全部で3種類。「MAX LS」、「MAX」、「MAX D」の中から選んで飛んで安定する組み合わせを作り上げよう。