ドライバーは安定したショットでフェアウェイをとらえ続け、何度もジカドラを成功させたピンの「G410 PLUS」。
ロフトは9度でライ角はフラットポジション。「G425」ではなく、使い慣れたドライバーにシャフトは最新の「スピーダーNX」を装着することで、ニューモデルにも負けない飛距離と安定感を生み出している。
いっぽうフェアウェイウッドのほうは「G425」を2本、いずれも「MAX」だ。
ポイントは3番ウッドの下がロフト20.5度の7番ウッドというところ。5番ウッドではなく、7番ウッドを入れることで、飛距離と高さに差が出て、残り距離だけではなく、状況によっての使い分けがハッキリしている。今回の大会でも距離の長いパー4の2打目や、パー5の2打目で大活躍していた。
そしてアイアンへとつなぐユーティリティには「G425ハイブリッド」をチョイス。26度の5番と30度の6番を入れる。本来ミドルアイアンを入れるところであるが、やさしさと確率を重視してユーティリティを選択している。ドライバーで飛距離が出る渋野でさえこういう組み合わせを選ぶ時代、これはアマチュアの男性ゴルファーが真似たいところではないだろうか。
アイアンはこちらも最新モデルではなく、プロも使えるやさしいキャビティ、ピンのなかで名器と呼ばれる「i210」を使い続けている。6番から9番までの4本だけ、そして46度から「GLIDE3.0」のウェッジが4本入るというセッティング。
パターはほどよい打感の「シグマ2」のアンサーを変わらず愛用中だ。
写真/Blue Sky Photos
1W:ピン G410 PLUS(9度、シャフト/スピーダーNX 50S)
3W:ピン G425MAX (14.5度、シャフト/スピーダーNX 60S)
7W:ピン G425MAX (20.5度、シャフト/スピーダーNX 60S)
5H:ピン G425(26度、シャフト/スピーダーTR)
6H:ピン G425(30度、シャフト/スピーダーTR)
アイアン:ピンi210(6~9番)(シャフト/スピーダーMCI)
ウエッジ:ピンGLIDE 3.0(46、52、54、58度)
パター:ピン シグマ アンサー