多くのゴルファーが注目して飛ぶと噂のテーラーメイド「ステルス」。クラブの性能を引き出しながらも、もっと使いやすくなるシャフトはないか、ゴルフステージ成城のクラブナビゲーター・吉田朋広がテストしてみた。

以前書かせていただいた「テーラーメイド ステルスを手放す人は本当に多い?」で手放した人の理由で一番多かったのは「ボールがつかまりにくいこと」でした。

クラブナビゲーターとしてプレーヤーが使いたいクラブで最良の結果に導けるように考えることも重要な仕事です。今回はスタンダードモデルの「ステルス」にスポットを当て「つかまりにくさ」をカバーするシャフトを探してみました。

今回テストしたのはLAGOLFの「DJ(ダスティン・ジョンソン)シグネチャー」です。「DJシグネチャーモデル」は2022年3月末から発売されたアメリカのロサンゼルスにあるシャフトメーカー「LA GOLF」の新製品シャフト。その名の通り監修はダスティン・ジョンソンです。

あれ? ダスティン・ジョンソンってフジクラシャフトを使っていなかった? と思った方もいるでしょう。じつは今年から「LA GOLF」のプレイングパートナーとしてシャフトを使用してツアーに参戦しています。

「DJシグネチャーモデル」には「55シリーズ」、「 65 シリーズ」、「75シリーズ」と3つの重量帯があります。フレックスは2がA、3がR、4がS、5がX、6がTXになっており、今回テストしたのは「55シリーズ」の3 と4、「65シリーズ」の4、「75シリーズ」の5です。

画像: LAGOLF「DJシグネチャー」。モデル名の通り、ダスティン・ジョンソン監修のニューシャフトだ

LAGOLF「DJシグネチャー」。モデル名の通り、ダスティン・ジョンソン監修のニューシャフトだ

正直、テストするまでは米国メーカーのシャフトは日本人には硬いんじゃない? というイメージでした。しかし実際に打ってみて「LA GOLFシャフト」のイメージを改めました。

アスリートモデルらしい強靭な強さはあるものの、ただ硬いだけではなく、しなやかさも感じるシャフト挙動です。メーカーは先入観を嫌いキックポイントは公表していませんが、とくに中間部分から先の動きはボールを包み込むように動きます。

この特徴的な動きはどの重量帯のモデルにも共通していて、しっかりボールをとらえることが可能な動きです。とくにカーボンフェースの「ステルス」はインパクト時にぶ厚く当たるインパクトを必要としますので、マッチングはよいといえるのです。

けっしていわゆる「お助けシャフト」ではなく、アスリートゴルファー向けシャフトですので、ある程度のスウィングスキルは必要としますが、非常に振りやすく仕上がっています。

「55シリーズ」はヘッドスピードもアップしやすくスウィンガータイプのプレーヤーでも使いやすく、フレックス3と4がとくにいいですね。

「65シリーズ」は中弾道のロースピン性能が際立ちますのでしっかり振っていくことができるヘッドスピードの速めの方に向いています。

「75シリーズ」はトルクが3.0ですが、イメージよりハードな感じはしません。重いシャフトのほうがタイミングの取りやすい方には振りやすいと思います。

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