ケガで2試合を欠場し心配された西郷真央がこのトーナメントから復帰。復帰早々に優勝争いを繰り広げ、今週も期待が高まっている。
西郷と同じくジャンボ尾崎ゴルフアカデミー出身で門下生らしく圧倒的な飛距離をもち、昨年のプロテストに合格した小林夢果。小林が今年レギュラーツアーに初参戦するとのことで注目してみたが、残念ながら予選落ち。しかし2日目にはドライビングディスタンス計測ホールで260ヤード以上を飛ばし、そのポテンシャルを見せつけた。
プロギア契約の彼女がどんなドライバーを使っているのかと気になって見てみると、ブーメランのようなイエローのライン、ソールのバック側にはウェートがある。見たことのないドライバーで、トウ側とヒール側はカーボンのような模様がある。ソールにもカーボンを採用しているのかもしれない。一瞬、プロギア「LS」ドライバーかと思ったがなんだか違う。どうやらプロギアのニューモデルのようだ。

期待どおりの飛ばしっぷりを見せてくれた小林夢果だったが惜しくも予選落ち。見たことないプロギアのドライバーを使っていたが……(写真は2022年 パナソニックオープン 撮影/KJR)
さっそくUSGAとR&Aの適合ドライバーリストを見てみると掲載されていた!
「RS 2022」と書いてあるこのドライバー、どうやら次の新しい「RS」シリーズのようだ。
リストの情報から、小林が使った「RS」のほかに「RS-F」ともうひとつ「RS-D」というモデルが存在することが確認できた。
リストに登録されている情報によると「RS 2022」は9.5度と10.5度があり、フェースはCNCミルド加工が施されている。ソールのバック側にウェートがひとつあるのがわかる。

ソールのバック部分にウェートがある「RS 2022」(画像はUSGAの適合ドライバーリストのキャプチャ)
いままでの「RS」シリーズと同じくラインナップされている「F」。「RS-F 2022 」は9.5度と10.5度があり、ウェートはソールのトウ側とバック側に2つ。こちらもフェースはCNCミルドと書いてある。
そしていままでになかった「RS-D 2022 」。「D」はドローを意味し、ドローバイアスでボールがつかまりやすくなっているか、「Distance」の「D」なのかは現在のところ不明。ウェートはバック部分にひとつなので、いままで存在した「RSプラス」の後継モデルだということは確実だろう。

定番の「F」のほかに「プラス」の後継となる「D」が存在するようだ(画像はUSGAの適合ドライバーリストのキャプチャ)
元祖「ギリギリドライバー」として、飛距離性能を高く評価される歴代「RS」シリーズ。発売は夏か、秋か? まだ詳細は発表されていないが、引き続き、新情報に注目していきたい。