開幕戦の「東建ホームメイトカップ」を制した香妻陣一朗、2戦目の「関西オープン」の比嘉一貴、3戦目の「ISPS HANDA 欧州・日本、とりあえず今年は日本トーナメント!」で初優勝を挙げた桂川有人の3名はシューズこそ違えど「バネインソール」という同じブランドのインソールを使用していたという。
スパイクやスパイクレスに購入したときからすでに敷かれているインソールも履き心地はよく、交換する必要があるのか? と思うが、プロは練習ラウンドを含めて1週間で5ラウンドや6ラウンドを歩くのだから、インソールにまで気を遣うのも当然といえば当然のこと。
インソールの役目といえば、アーチ状になっている土踏まずの空間を埋めてくれたり、クッション性、通気性の向上などさまざま。その中でもこの「バネインソール」が開幕から3連勝の結果を残せた理由はなんなのだろう。メーカーのツアー担当広瀬勇人氏に聞いた。
「足の骨格が本来あるべき形にキープされるように設計し、カップ構造によりそれを安定して動ける位置に保てるようにしたことで、疲れにくく、パフォーマンスを出せるように作っています」(ツアー担当広瀬勇人氏、以下同)
アーチの高さやシェイプの太い、細いなどの違いによって3タイプがラインナップされていて、優勝した3人は、いずれもタイプの異なるインソールを使っていたというから、アーチの高さや足の形、シューズの形によって選択し、女子では小祝さくら、臼井麗香らも愛用しているという。
「自分に合ったインソールを使い、足を本来の骨格の位置におさめることでシューズのもつ機能を引き出し、選手がもっているパフォーマンスを発揮させることができると考えています」
土踏まずの内側のサポートだけでなく、ゴルフスウィングでも重要な外側のアーチのサポートもしてくれることで選手からも好評のようだ。クラブだけでなく、自分に合ったインソールを探して試してみるのもスコアアップにつながるのかもしれない。