池越えに限らず、バンカー越え、崖越えを目の前にすると、多くのゴルファーは「（ハザードに）入ったらどうしよう」などと声にしたことがあるかもしれません。もちろん気持ちはわかりますが、スコアを作りたいなら極力声に出すのは避けるべきだと私は思います。
というのも、やっぱり「言葉」は「言霊（ことだま）」です。声に出した瞬間から入れたくないハザードのことしか考えられなくなるもの。今までのホールでターゲット方向に対してスクェアに構えられていたものが一変し、池に向かってしか構えられなくなる。また、その後のプレーにも影響が出ますし、マイナスの発言はいい結果に結びつきにくいんです。
だからこそ、マイナスな言葉でなく「スーパープラス思考」な言葉を積極的に出してみることが大事かなと私は思いますよ！
たとえば、以前プレーしたときに池ポチャしたホールでは「大叩きした」という嫌なイメージのほうが強くなりがちですよね。もちろん気持ちはわかりますが、そんなときこそ「私は成功する」とあえて声に出してみましょう！ 冒頭に挙げたように言葉は言霊ですから、そうすることでハザード”以外”に目を向けられることができるはずですよ。
ゴルフは似たような状況はありますが、ボールの沈み具合なども毎回異なりますし、まったく同じ状況はありません。これは100回ゴルフしても100通りのゴルフがあるのと同じことです。だからこそ、以前はミスしたホールでも”今”はミスしない可能性がじゅうぶんにあるというわけなんです。
もちろん、それでもミスするかもしれませんが、それは結果論。とことん池を避けていくというリスクマネジメントも大事ですが、チャレンジすることで成功体験を作ることはスコアアップしていくうえで忘れてはいけないことだと思いますよ！
ハザード越えだけでなく、プレッシャーのかかるパッティングなどでも効果的なスーパープラス思考。みなさんもラウンドする機会に試してみてくださいね！
