「オーイ!とんぼ」といえば、2014年8月から週刊ゴルフダイジェストで連載中の女子プロにも人気のゴルフマンガ。「ワールドレディスサロンパスカップ」の会場を訪れその作画を担当する古沢優に取材する機会に恵まれた。
「有観客で大勢のギャラリーが入場したことで、トーナメントの雰囲気が一気に高まりますね。歓声や拍手やどよめきといった生のギャラリーの反応が見たかったのです」(古沢優、以下同)
コロナ渦になって以来、有観客でも上限入場者数が設定されていたが今大会の上限人数は8000人とされ、5日(祝)となった初日の入場者数は7325名と上限に近い入場者が集まったことで、コロナ前のトーナメントの雰囲気が戻ってきたように感じられていた。
現在、連載中の内容は軽井沢72で開催されるトーナメントにアマチュアゴルファーの「とんぼ」が出場しているが、原作者のかわさき健氏とともに実際にコースをラウンドし、コースの特徴やハザードの位置などをチェックしているという。
「コースをラウンドするだけでなく、時間が許せばコースを歩かせてもらってグリーンの傾斜や想定されるピン位置を確認したりしています」
なるほど、あのリアルな描写は実際にコースに出かけて細かくチェックしているからこそのもの。今大会でも古沢氏は選手の表情やギャラリーの表情もしっかり目に焼き付けているように感じた。じつは古沢氏は開催コース茨城GCのメンバーでもあることから、連載に登場する際にはさらにリアルな描写が期待できそうだ。
「オーイ!とんぼ」のファンだというツアールーキーの桑木志帆は、オリジナルのキーホルダーをプレゼントされるとかなり嬉しかったようで、7オーバーの予選通過圏外から3アンダーでプレーし見事に予選通過を果たした。