以前、スコア100切りを目標にしているゴルファーから「練習しているのに、なかなか切れない」と相談を受けたことあります。もちろん人によって理由はさまざまですが、私が思うに練習しているのに100切りができないというゴルファーは"完璧を求めてしまっている"という共通点がある気がします。ですが、実際のところ100点満点のショットなんて18ホールに1度出れば凄すぎますし、2～3ラウンドに1回出るだけでもじゅうぶん練習の成果なんです。
みなさんは練習場で「100点のショット」が出る確率、どのくらいですか？ 300球中1球打てるかどうか。調子がいい日は2～3球は打てるかな……というゴルファーは少なくないはず。練習場でも数球打てるかどうかならコースで「100点のショット」を打つことは難易度高すぎですよね。
これが仮に80点だと考えていても“求めすぎ”で、100切りを目指すのであれば「前に転がればOK」と、40点を合格ラインにするべきかなと私は思いますよ！ 人によって80点はどの程度のスウィングなのか異なりますが、右に曲がったり、当たりが薄かったりするのは80点以下だと考える人がほとんどですよね。でも、曲がっても、当たりが薄くても、前に転がれば“次打てる”から何も問題ないかな～と思います。
コースへ出ると、ちょっと曲がっただけで首をかしげる仕草をするゴルファーはよく見かけますが、それではメンタルが1ラウンド持続できないはずです。私もそうでしたが、こういった仕草は自分に期待している証拠で余計な疲労感を与えてしまうだけ。なので、諦めちゃったほうがラクです(笑)。
諦めるといっても「どうでもいいや」となるのではなく「次、打てるところにありそう！ よかった！」と考える。そうすることで、メンタルコントロールができ、ミスの連鎖を防ぐことが可能になるはずですよ。私はそう考えたほうが、ゴルフがラクになり、スコアにもいい影響があったな～と実感しています！
