スコア100切りを目標にプレーするゴルファーは少なくないが、その多くは「スコアに対してシビアになりすぎている」とプロキャディ・伊能恵子はいう。いったいどういうこと?

とくに100切りを目指すアマチュアゴルファーに多い気がしますが、まだ起こっていないことを考えすぎる傾向があるかな、と感じます。もちろんリスク回避をしたほうがスコアはまとまりますが「〇〇したらどうしよう」「〇〇しちゃうかもしれない」というように未来の失敗をイメージしがちかなと思うんです。

たとえば、前半プレー後、レストランでスコアを計算するゴルファーは多いですよね。このときに前半「55」だとしたら、みなさんはどう考えますか? きっと多くのゴルファーは「44」で回らないと100切れない……と少なからずマイナスな気持ちになるはず。そしてもっとも危険なのは「『44』で回らなきゃ!」と自分自身でプレッシャーを与えてしまうことです。

以前から話しているように、プレッシャーを過剰に与えすぎてしまうと体は動かなくなりいつも通りのプレーはしにくい。とはいえ、スコアのことを考えないという方法もムリがあるので、少し言葉のニュアンスを変えてあげるように意識してみるのはいかがでしょうか?

画像: 100切りは目標スコアであり、ノルマではない

100切りは目標スコアであり、ノルマではない

たとえば「『44』で回れたら100切れるかも!」と、目標を達成できる可能性があることを認識して、そこに向けて頑張ろうと思えることがいちばん大切なこと。「〇〇しなきゃいけない」という言葉は自分を縛ってしまうだけでいい結果になる可能性は低いですよね。

もちろん、急に変えることは難しいと思いますが” 100切りはあくまで目標であってノルマではない”ということを覚えていてほしいなと私は思います。だって、今回スコア100が切れなかったとしても、人生最後のプレーじゃないはずですからね!

また、これは「最終ホールをボギーで上がればベストスコア更新」という状況でも同じことが言えます。ベスト更新しなきゃいけないわけではないので、事実を受け入れてボギーで上がれるように最善を尽くす。もちろん上手くいかないときもあると思いますが、この方法がもっとも自分自身にプレッシャーを与えず、ゴルフに集中できると思いますよ!

This article is a sponsored article by
''.