国内女子ツアー「アース・モンダミンカップ」の練習日。練習レンジを覗いてみると、何やら見慣れないウェッジをテストしている西村優菜プロの姿が。

キャロウェイのニューウェッジ「JAW RAW」をテストしていた西村優菜
その手にあったのは「JAWS RAW」と書かれたウェッジ。国内での正式リリースはまだされていないが、じつはは海外ではすでに発表済みとなっている「JAWS」シリーズの最新モデルだ。
JAWシリーズと言えば2019年にマックダディの系譜として初代が発売され、その後もフォージドモデル、ハイトウ仕様モデルが発売されるなど、人気の高いシリーズ。そしてJAWS RAWはその名の通りノーメッキ仕様のモデルというわけだ。

キャロウェイ「JAWS RAW」写真はロフト56度バウンス10度のSグラインド
キャロウェイのツアー担当者の弁によれば、いちばん特徴的なのはリーディングエッジからソールにかけて角度をつけることで、芝に突き刺さらないように工夫してあること。そしてフェース面のスコアラインの幅でノーメッキにすることで打感やスピン性能を高めている点。

フェース面のみノーメッキ仕上げ(左)でリーディングエッジからソールにかけて角度をつけることで、芝に突き刺さらずに抜けが良い(写真は58度)
ヘッドサイズはコンパクトで開きやすくなっており、56度のウェッジからロフトの寝たモデルにはトウ側にタングステンを装着することで、ロブショットを打つ際にトウ側のフェース上部に当たっても当たり負けしないよう工夫されているという。
テストしていた西村によれば「抜けがよく、ボールが食いつく感じがあってイメージが出しやすい」とのこと。はたして国内での発売はあるのか、続報に期待したい。