30代になって新たに気づけることも多くあった(斉藤愛璃)
ツアー初優勝からおよそ10年、現在32歳となった斉藤愛璃プロ。今でもステップ・アップ・ツアーを中心に出場しつづけている彼女のモチベーションや今のゴルフの状態はどうなのか。率直に尋ねてみたところ、快くインタビューに応じてくれた。
ーーー最近のゴルフの状態はいかがでしょう?
正直苦労はしています。怪我があったり、年齢を重ねて体の感覚が変わってきて調整が上手くいかないことも多くて……。ただ8月のCAT Ladiesに推薦をいただけているので、そこで上位に行くことを目標にひとつひとつ仕上げているところです。
ーーー32歳という年齢でツアーから離れていく同世代の選手も多いかと思いますが、怪我もあり苦労をされていても、ツアーへの挑戦をずっと続けています。そのモチベーションはどこにあるのでしょうか。
30代になって、20代の頃に気づけなかったことに気づくことが多くて、まだまだ上達の可能性を感じることができているんです。また、怪我をしたことによって、体のどこに負担がかかっているのか、自分の体のクセにも気づくことができてプラスになることも多くありました。
それに、やっぱりまだたくさん応援してくれる人もいるなかで「みなさんに早くいい結果を見てもらいたい」というのがいちばんのモチベーションになっています。焦る部分も当然あるんですけど、一歩一歩やれることをやって前進していくきたいです……う〜ん、でもやっぱり早くいい結果が欲しい!(笑)。
ーーー斉藤プロの活躍に期待し続けているファンの方も多いと思います。最後にメッセージをどうぞ。
若い方がたくさん活躍されていますが、私も気持ちは若く、パワフルに戦っていきたいと思います!まだまだがんばります!
終始前向きな言葉を重ねた斉藤プロ。淡々と素直な気持ちを語ってくれるなかでも、期待に応えたいという熱い想いが言葉の節々に感じられた。レギュラーツアーでの再びの活躍を期待しよう。