ひと筋ズレて入らない。そんな日の対処法とは?
自分ではイメージ通り打てているのに、わずかに届かなかったり、カップをかすめていったり、はたまたカップに蹴られてたり、なぜだかカップインしてくれない。こんな日ってありますよね?
ラインも読めていて、ストロークもイメージ通り、それなのに「カップイン」という結果が得られない。「今のがなんで入らないの?」そんなプレーが続くと、自分のストロークへの自信が揺らぎ、あれこれ打ち方などを悩み始めてしまい、さっきまでできていた素晴らしいタッチやストロークをどこかに忘れてきてしまう。
果ては3パット連発でゲーム崩壊……入らなくてもグッとこらえて自分のストロークを貫き通す。これが理想ではありますが、そんな鬼メンタル、なかなか簡単なことではないですよね。こんなとき、オススメしたい対処法があります。
こうしたとき、私自身が真っ先にやるのが「フェースとボールをピッタリ合わせる」こと。構えたとき、パターのフェースとボールの間をピッタリ付けていますか? これ、あんまりピッタリ付けて構えると、間違ってボールを動かしてしまいそうで、どうしても数ミリは間隔を空けて構えている方が多いかと思います。
自分自身もパッティングが不調のとき、気付くとこうなっていることがあります。ストローク自体は何も変えずにヘッドを置く位置をボールにピッタリと合わせる。こうするだけでしっかり芯でヒットできるようになり、途端に入りだした、という経験が何度もあります。パターヘッドとボールとのわずかな隙間。この数ミリの隙間がわずかな打点のズレに繋がっていることが多いのです。
とくに大型マレットやセンターシャフトのパターは要注意。慣性モーメントの大きい大型マレットなどのパターは構えた場所にヘッドが正確に戻ってきやすいことが利点ですが、逆に言うといったんストロークを始めてしまえば打点をアジャストするのは難かしいと言えます。そのため、アドレス時にボールの位置がズレていると、微妙に打点にもズレが生じ、「なんだかひと筋外れる」といった現象に繋がってしまうのです。
センターシャフトのパターも「芯に当てやすい」ことがメリットですが、アドレスときのズレがそのまま出てしまいやすい傾向があります。
「フェースとボールをぴったり合わせる」
これはやっぱりボールが動いてしまいそうで怖いという方が多いと思いますが、2019年に改訂された新ルールではグリーン上で偶然にボールを動かしてしまっても罰はありません(ゴルフ規則13.1d)。また、フェースにボールが触れてしまっても問題ありません。
ショットもパッティングもアドレスが大切と言いますが、パッティングでおろそかに成りがちなのがボールの位置とフェースの合わせ方です。これが合っていないと正しい位置にアドレスを取ることも難しくなってしまいます。
パターヘッドとボールの位置関係、ぜひ再点検を。