ピンが送り出した2022年の最新パターシリーズ「PLDミルド」。ピン本社のパター専門研究開発室であるピンパッティング(P)ラボ(L)がデザイン(D)したことが名称の由来にもなっている本モデルは、トッププロ達のストロークやボールの転がりを分析・研究が結実したパターと言えるだろう。
完全削り出しで製造され、フェース面には研究の結果打感と転がりのよさを追求した「新ディープアンプ溝」を搭載。「触っただけでフィーリングがよさそうと感じるほどのミーリングですね」と女子プロゴルファー・斉藤愛璃は言う。
PLDミルドにはお馴染みピンタイプの「アンサー」と「アンサー2」、かまぼこ型の「DS72」、そして“クワガタ”型の「プライムタイン4」の4種がラインナップされているが、今回は「アンサー2」、「DS72」、「プライムタイン」4の3モデルを斉藤に試打してもらった。
「ピンのパターを打つのはジュニア以来」だという斉藤。結論から言うと、もっとも彼女が気に入ったのは「DS72」だ。
「打感がめちゃくちゃよくて好みですし、振りやすさもあります。あまりマレットパターを使ったことがなかったんですけど、違和感が全然ないですね。特殊な動きをしないからやさしく打てて、好印象です」(斉藤)
ヘッドとシャフトがマットブラックこカラーリングで統一された「プライムタイン4」に関しては「黒だからコンパクトに見えますね」と評価。実際にパッティングしてみても「挙動が安定してますね。なおかつ動かしやすくてスムーズに振れます」という。
そしてピン型のアンサー2に関しては「ほかの2モデルと少し打感の印象が違いますね」と続ける。
「ほかの2モデルと比較すると、しっかり目の打感ですね。パチンっていう打った感触が欲しい方はアンサー2だとより距離感がつかみやすいと思いますよ」(斉藤)
3モデルを打ち終えて、共通する大きなメリットとして斉藤が挙げたのは「ストロークのしやすさ」だ。
「ヘッドのタイプを問わず、どのモデルもスムーズに動かしやすいですね。それでいて、ピンタイプのアンサー2も含め、ヘッドがあまり揺れず安定しています」(斉藤)
ピンのパター研究の結晶とも言える「PLDミルド」、ぜひ一度手に取ってそのフィーリングを確かめてみてほしい。
協力/PGST