こんにちは、ゴルフ記者・S子です。みなさんはゴルフの悩みってありますか？ S子の場合、パターがなかなか入らないことがここ最近の一番の悩みです。左に引っかけたり、タッチが強くオーバーしてしまう傾向があり、3パットしてしまうことが多々あります……。
どうしたらいいの……と悩んでいると、浜松町ゴルフ倶楽部でレッスンをする森山錬プロから「パターが苦手な原因を探るために『スウィングカタリスト デュアル』を体験していませんか？」と声をかけていただきました！
え⁉ でもスウィングカタリストって左右の体重配分や回転率など見えない地面の力を可視化する器具ですよね。スウィングでのクセをデータ化するイメージがありますが、パターではどんな効果があるのでしょうか？
最新機器「スウィングカタリスト デュアル」でパターが苦手な原因を森山プロに分析してもらった！
「そうですね、パターというのはもっとも下半身の動きが少ないですよね。だけど、少ないからこそ、少しでもエラーが出てしまうと大きくミスにつながってしまいます。そういった自分では気づけないクセを見つけるためにはスウィングカタリストを使ったストロークを可視化すると効果的なんですよ」（森山錬、以下同）
なるほど……！スウィングカタリストというとショットのイメージが強かったのですが、パターでも効果があるんですね、知らなかった！「では、まずは3メートル打つイメージでいつも通り打ってみてください」と森山プロのいう通り、何度か素振りして、ストロークしてみます。
S子的には上手く打てたかな～と思いますが、データはどうなっているのでしょうか？ 森山プロ教えてください！
「アドレスのときはつま先と土踏まずに重心がしっかり乗っていて、いい感じですね。ただヘッドがトップの位置にあるときの重心をみると、左かかとが浮くくらい右足体重に。その反対にインパクトからフォローでは右かかとが浮き、左足体重になっている。つまり、ストローク中に少し腰がターンしてしまっていて、それにより引っかけ球が出てしまっている可能性が高いですね」
なるほど、なるほど！！ S子的には体重移動しているつもりも、腰をターンさせているつもりもなかったのですが、スウィングカタリストのデータをみると動いているのがよくわかる。ストロークしている動画を後方から確認すると、なんとフォローでお尻が見えるくらい回転していたんです！結構動いている……（泣）
普段通りのパターを見てみると、トップで右足重心（写真左）。インパクトからフォローで左足重心（写真右）と体が回転していることで体重移動してしまっているのがわかる
「S子さんの場合はパターのときもショットのような感覚でストロークしてしまっているんですよね。『カップに入れたい』『カップにできるだけ近づけたい』と無意識に考えてしまうことで、体が動き、インパクトで上半身が被ってしまう動きになる。このような動作から引っかけ球などミスにつながってしまうのかもしれません」
そうなんですね！ 何度か腰をできるだけ動かさないようにとイメージしながらストロークしてみましたが、動画を見るとどうしても動いてしまっている……。森山プロ、体の回転を抑えるために、なにかオススメなドリルってありますか？
「体の回転が起こっているということはお尻が動いてしまっているんですよね。なので、お尻が動かないように壁を使った『お尻練習ドリル』がオススメ。やり方はとても簡単で、壁にお尻をピタッとくっつけて、お尻が離れないようにストロークするだけ。この練習方法はご自宅でもできるので、継続するとパターが上達していきますよ！」
シャフトからお尻が離れないようにストロークすると、自然とお腹に力が入りました！
今回は壁がないため、シャフトをお尻を当てて練習してみましたが、実際にやってみると、結構難しい……！お腹の力をかなり使わないと壁からお尻が離れてしまうんです。今まで腹筋を使わずストロークしていたんだな～と痛感しました！(笑)
さて、そんなお尻練習ドリルを試したあとのデータを見てみると「トップの位置でも左かかとはしっかりと踏めていて、インパクトからフォローでも右かかとを踏んだままストロークできていますね、凄くいい感じです！」と森山プロ。おお～やった！嬉しいです！
写真左がトップの位置、右の写真がインパクトからフォローのデータ。重心が残っているのがよくわかる。
まだ壁にお尻をピタっとくっつけたままストロークする動きは慣れませんが、ちょっとした意識で体の動作は変わるみたい！ 寝る前に「お尻練習ドリル」を続けて、今年中にベストスコア更新するぞ～とゴルフ熱が高まったS子なのでした。
撮影協力／浜松町ゴルフ俱楽部
