ついに開幕した、リンクス特有の風が吹く全英オープン。その独特な天候と地面が固いコースに対してギアでどう対抗するのかも注目される。1回目はテーラーメイドを使用する選手たちに注目してみた!
セントアンドリュースの全英オープンと言えば、コース以外に1日に四季があるという天候とスコットランド特有の風をどう攻略するかも優勝を目指すにはポイントとなる。
そこで弾道を低く抑えて、風に強く飛距離も出ると重宝されるのがユーティリティだ。
かつては1997年、丸山茂樹が10位タイに入り活躍した時はプロギア「ZOOM i」が活躍。そして2004年、トッド・ハミルトンが優勝した時はロイヤルコレクションのユーティリティが注目され、その後日本でもブームとなった。
全英に合わせてリリースされたのがテーラーメイドの「ステルスUDI」。前作の「SIM」シリーズと同じようにヘッドはアイアン型の「UDI」と少しソール幅が厚い「DHY」と2タイプ存在する。練習日にはローリー・マキロイがティーショットで使用。本番でもおそらく使われそうだ。
多くの優勝候補を契約プロとしてかかえるテーラーメイドだが、ほとんどの選手がドライバーは「ステルス プラス」を使っている。ここでスライド式のウェイトの位置に変化がないかも注目してみた。
ノーマルのポジションで変わらないのがローリー・マキロイ、スコッティ・シェフラー、コリン・モリカワでソールの真ん中の位置だ。
タイガー・ウッズが全米プロ選手権の時はセンタより若干ヒール寄りだったのノーマルポジションの真ん中に変わっている。
そしていちばん変わったのが中島啓太。全米オープンのときはノーマルポジションだったが超ヒール寄りにウェイト位置を変更。
選手なりのプチチューニングが生かされるかクラブにも注目だ。