全英オープン開幕しましたね。日本人選手の活躍は? タイガー・ウッズは? プレーヤーたちの成績も気になりますが、練習ラウンドに引き続きギア的に見てみましょう。
やはり気になるのは、松山英樹選手の「ドライビングアイアン」ですね!
以前お伝えした通り、全英オープンになると風に負けないようにと、ユーティリティが注目されるのですが、松山選手もここのセッティングを変えてくるとは、驚きです。
でもじつはコレ、全英オープン用に急遽入れたのではなく、なんと全米オープンから準備しており、全英オープン対策として打ち込みを始めていたようです。その模様を取材班が押さえておりました。
メーカーはなんとウイルソン! 日本未発売のモデルで「スタッフモデル ドライビングアイアン」ですね。中空構造でソールの真ん中にウェイトがひとつ着いています。
ZOZO選手権の最終日最終ホールであの劇的イーグルを生んだコブラの5Wの代わりに入っているわけですが、その5W含め、松山選手はこのあたりの距離を打つクラブの目利きで、人とは違ったユーティリティなどをよくキャディバッグに入れてきました。本間の「TW」「ピンG410」、突然テーラーメイドの「バーナー」を引っ張り出してきたことも。ですから今回、このドライビングアイアンも今後注目されることでしょう。
さて、ほかの選手のパターにも注目してみました。
コリン・モリカワ選手です。つい先日モリカワモデルの「TPジュノ」が限定で発売されたばかりだというのに、先月から違うパターを握っています。
テーラーメイド「スパイダーGTロールバック」には間違いありませんが、クランクネックでソールのフェース側に大きなウェイトがついています。以前、前重心の「スパイダーFCG」を使っていたので、マレット型で前重心がが好きなのだと思われます。
そしてタイガー・ウッズ。エースパターの「スコッティ・キャメロン ニューポート2 GSS」には変わりないのですが、よく見るとバックフェースに鉛が貼ってあります。速い全英のグリーンに対応するための応急処置かもしれません。タイガーがこのパターに鉛を貼ってプレーすることは、あまり見られないので目立ちます。
2日目もどんなギアが活躍するのか、注目です!