教え上手で評判のレッスンプロ・小澤美奈瀬がイギリスに遠征! イギリスの名門ゴルフ場のいくつかを実際にプレーしたとのことで、ラウンドの様子を詳しく聞いてみた。今回話してもらったのは2017年に全英女子オープンの舞台にもなったキングスバーンズ・ゴルフリンクス。
こんにちは、小澤美奈瀬です。今回は、スコットランドを代表する海岸線沿いの絶景ゴルフコース、キングスバーンズ・ゴルフリンクスを回ってきましたので、リポートします!
このコースは、現地でも「最高にビューティフルなコース」として名高いそうで、どのホールからも海を一望することができます。残念ながら、わたしが回った日は曇天で見通しが悪かったのですが、それでも圧倒的大自然の美しさに感動いたしました。
……もちろん美しいだけではなく、難しいです(笑)
同じくスコットランドを代表するリンクス、セントアンドリュース・オールドコースや、カーヌスティは、基本的に平坦でティーショットの自由度も高いのですが、このキングスバーンズは傾斜も多く、狙いどころが狭まいホールが多いです。
ただ、目標物はしっかりあってターゲットは取りやすく、コースが狭くとも回りやすかった印象でした。また、フェアウェイの芝は柔らかく打ちにくさはなかったですね。そのぶんランが出にくいので距離が長く感じましたけど。パー4の2打目でも200ヤード以上残ることも多かったです。
ちなみにこのゴルフ場はレーキが面白かったんですよ!日本で体験したことがないくらい、砂がものすごくさらさらで、その砂に合った、繊細に砂を掛けるタイプのレーキになってるみたいです。アメリカ製のものらしいですが、わたしは初めて見ました!
ちなみにこのレーキ、キャディさんにとってはすごくデンジャラスみたいです。うっかり杖にしてしまうと接地部分がすべるので、転んでしまうみたいです。一緒に回ったベテランキャディさんも「ぼくも何回かコイツにやられたよ」と笑ってました(笑)
とくに印象に残ったホールは9番ですね。2003年のダンヒルリンクス選手権で優勝したリー・ウェストウッドが9番ホールでアルバトロスを達成したとのことで、わたしも「あわよくばアルバトロスチャレンジ?」なんて楽しみにしていたのですが、土台無理でした(笑)。ティーショットはそれなりに良いショットだったのですが、ピンまでまだ約300ヤード。2オンのイメージも湧かなかったです。
スコアは前半36、後半40で、計76。後半の15番ホールのパー3で真ん中に打っていったら強風で右の海に入っていきました……。海沿いのコースならではの強風も、このコースの特徴の一つですね。
最後に、みなさんにアドバイス! もしこのゴルフ場でプレーする際は、心持ち早めにコースにきてください。練習場も芝でコースの一部みたいになっていて、とてもきれいなうえに、最高の練習環境ですよ!