米ツアーでは早くもプレーオフシリーズ第2戦BMW選手権が開催されています。2021-22シーズンも残すところあと2戦、1年経つのは早いですね。
2戦目のフィールドに参加できたのは68名、今シーズンの名手ばかり。中古名器ハンターとしては、彼らが使っている最新モデルのドライバーには目もくれず、プロのこだわりがもっとも現れるフェアウェイウッドに注目してみました。
タイトリスト勢は「TSR」がツアーローンチされたのがつい先日ということもあり、フェアウェイウッドはまだ「TSi」シリーズや「TS」シリーズが多いですね。キャロウェイ勢だとザンダー・シャウフェレ選手が「エピックスピード トリプルダイヤモンド」を使っています。テーラーメイド勢はコリン・モリカワ選手が「SIM」を使用、そして契約ではありませんが松山英樹選手の「SIM2」と、旧モデルを使う選手がなかなか多く、いい感じですね。
とはいっても1、2年前のモデルでまだまだ新しめのモデルばかり。これらはまだ中古市場でも、それほど価格が下がっていません……。もっと“おいしい”プレーヤーはいないかと探してみたらいました! ティレル・ハットン選手! なんとピンの「G」を使っております。それまでは「G425」を使っていましたが、昨シーズン使っていた「G」に戻しています。それだけ信頼があるということでしょう。使っているのは重心が浅い「STRETCH3」ではなくスタンダードタイプです。
2016年に登場、極薄クラウンを採用し徹底的に低重心化、リーディングエッジを極限まで地面に近づけて球を拾いやすくした、高弾道が打てるフェアウェイウッドでした。さきほどの「STRETCH3」ともうひとつ、つかまりがいい「SF TEC」が存在します。
現在の価格は程度のいいもので1万~1万5000円程度。今後、ハットン選手が上位でフィニッシュし続けると、さらに気になってしまうFWとなるでしょう。