難しいロングアイアンの代わりだけではなく、最近ではミドルアイアン代わりになるロフトの物も増えてきて、総重量やシャフトの重量選びをどうしたらいいのか? と思っている方も多いのではないでしょうか?今回はこのユーティリティのシャフトをどのように選ぶのがいいのか検証していきたいと思います。
フェアウェイウッドが得意ならフェアウェイウッドを基準に選ぶ
フェアウェイウッドが得意というのであれば、フェアウェイウッドのシャフト重量より10 ~20グラムくらい重めにするとちょうどいいと思います。もともと払い打ちをイメージして設計されているウッド型ユーティリティには打ちやすさに加え飛距離を求める人が多いと思いますので、カーボンシャフトがオススメです。たとえばフェアウェイウッドのシャフトが50~60グラムというなら適正重量は60~80グラムになります。その際にシャフトのキックポイントを揃えるとフェアウェイウッドとイメージが近くなります。
さらにその下にミドルアイアンの代わりになるようなロフト多め(25度以上)のユーティリティを使っている場合、とくに重量を変える必要はありませんが、どうしても軽さが気になる場合、さらに10グラムほど重いシャフトを装着していいでしょう。シャフトの重量フローを気にする方もいらっしゃいますが、ウッド型ユーティリティクラブの場合はあまり気にしなくて大丈夫です。気にしすぎて下の番手にかけてシャフトを重くし過ぎると練習場では打てても、コースで振りにくいクラブに仕上がってしまいますよ。
アイアンが得意ならアイアンのシャフト重量を基準に選ぶ
フェアウェイウッドよりもアイアンが得意、インパクトで打ちこむタイプの人はある程度シャフト重量があるほうがマッチします。この場合はアイアンシャフトから重量をマイナスするのがポイントです。使っているアイアンのシャフトの重さが80~100グラムなら70 ~90グラム、それよりも軽いアイアンシャフトを使っているなら60~ 80グラムの重量で選ぶのがいいでしょう。
自分のアイアンのシャフトがスチールの場合、スチールにするかカーボンどちらにするか悩む方も多いと思いますが100グラム以下のスチールシャフトを使っているならカーボンシャフトのほうがオススメです。楽にボールが上がり、飛距離も出しやすくユーティリティのメリットが出やすくなると思います。その場合はユーティリティ用カーボンシャフトの70グラムを基準にするのがいいでしょう。
アイアンのシャフトが100グラム以上のスチールシャフトという人は、90グラム台のスチールシャフト、もしくは90グラム以上のカーボンシャフト、二つ選択肢はありますが、90グラムを超えるカーボンシャフトは剛性が上がり、硬さも感じますのでスペックだけで判断せず、必ず試してみてオーバースペックになることを防ぎましょう。
最後にユーティリティ用のシャフトも種類が豊富にあります。選ぶ際はシャフト先端部のTIPの径にも違いがありますので気をつけて下さい。先端径が太い370TIPシャフトはプロ・アスリートゴルファー向けのしっかりした先端剛性が強めのシャフトが多く、細めのTIP径のモデルはボールを拾いやすい動きのシャフトも多いです。
先端部に動きがあるシャフトを装着する場合はラクにボールが上がったり、ボールをつかまえやすいメリットもありますが方向安定性を求める場合、マッチングが合わない場合もありますので、そこは注意が必要です。