プロギアの2022年ニューモデル「RS JUST」シリーズのフェアウェイウッドをプロゴルファー・中村修と堀口宜篤が比較試打! どのような性能になっているのか確かめた。

国産メーカー・プロギアが送り出すアスリート志向な性能を持つ「RS」ブランドの最新シリーズ「RS JUST」。ドライバーはもちろんのこと、フェアウェイウッドに関しても、その飛距離性能は追求されている。

フェースの素材にはマレージング鋼を使用し、CNCミルド加工がなされている。フェース下部を限界まで薄肉化することでアマチュアの平均実打点である高さ17ミリの位置での反発性能が向上されており、またソール前方には前作にあたる「RS5」でも採用されていた溝「スラッシュグルーブ」が続投。溝部を左右非対称にすることで、たわみによる変形がリーディングエッジ側に集中し、打ち出し角を下げずに反発性能を高めているという。

画像: プロギア「RS」フェアウェイウッド(写真は5番、ロフト18度モデル)

プロギア「RS」フェアウェイウッド(写真は5番、ロフト18度モデル)

さらにはドライバーと同様にフェースセンターに重心点を位置させることで、ボールを芯で捉えた際の初速性能がさらに向上する設計を採用。ボディはマレージング鋼だが、クラウンは低比重のCFRP(炭素繊維強化プラスチック)を素材にすることで、低・浅重心設計になっているという。

では、実際に「RS JUST」シリーズのフェアウェイウッドはどのような性能になっているのか。プロゴルファー・中村修と堀口宜篤の2名に試打してレポートしてもらおう。まずは見た目の印象から聞いてみた。

「シャローな形状なのですが、そこまでシャローに見えなくて、構えやすいですね。5番ウッドだと若干フェース面が見えますが、かといって被っている感じもありません。バルジ・ロールが少しあって、センターにはロゴが入っているのでボールにセットアップしやすいです。ソールの形状もラウンドしていて、どこで構えても見え方がそんなに変わらなさそうですね」(堀口)

画像: ソールはラウンドしており、ライへの対応力も高い

ソールはラウンドしており、ライへの対応力も高い

中村も「ディープでもないしシャローすぎることもない、非常にいい塩梅です。投影面積が大きく平べったくて薄いヘッドで、まったく左を向いていない、めちゃくちゃストレートな見た目ですね」と評価。

画像: ディープではなくシャロー過ぎもしないヘッド形状

ディープではなくシャロー過ぎもしないヘッド形状

続いて、両者の5番ウッド(ロフト18度)に専用シャフト「ディアマナ for PRGR」のSフレックスを組み合わせたモデルの試打結果の平均値と、インプレッションを見てみよう。

【堀口のRSフェアウェイウッド(5番)の試打結果】
HS44.8m/s キャリー216Y トータル234Y 打ち出し角9.6度 ボール初速63.1m/s スピン量1856rpm

【中村のRSフェアウェイウッド(5番)の試打結果】
HS42.5m/s キャリー216Y トータル233Y 打ち出し角14度 ボール初速61.3m/s スピン量2359rpm

「かなり球が強いですね、ボール初速も出ています。ソール前方の溝『スラッシュ・グルーブ』のおかげか、反発しているなという感触がありますね。とはいえ打感はパシッと弾く感じではありません。つかまりがよく、直進性も高いですね」(堀口)

「球がめちゃくちゃ強くて、直進性も高いです。ただ、曲げようと思えば曲げられますね。弾き感はそこまでなくて、どちらかというと軟らかめの打感です。純正シャフトも手元がしっかりしていて、振り抜ける性能です」(中村)

両者の総括としては「シャフトのスペックさえ選べば、幅広いゴルファーにオススメできるフェアウェイウッド」。「フェアウェイで構えても不安にならない、いい顔」と評価するいっぽうで「純正シャフトのSフレックスだと、しっかり高さも出すにはドライバーでヘッドスピード45m/sくらいは欲しいですね。自身のヘッドスピードに応じてフレックスを選ぶ必要はありそうです」とのことだ。

協力/PGST

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