今秋のドラコン大会出場を表明し、芸能界一の飛ばし屋を目指すユージが、師匠である高島早百合のレッスンを受講! その模様を2日連続でお届けする。今回は、ローリー・マキロイをお手本に、体幹の使い方を学ぶことに。

――レッスン前にユージのスウィングを見て高島は、ユージに必要なのは「体幹」の使い方だと判断した。

画像: 飛ばし屋ユージがドラコン女王・高島に教わった、スウィングに直結する体感トレーニングとは?

飛ばし屋ユージがドラコン女王・高島に教わった、スウィングに直結する体感トレーニングとは?

高島:ユージさんが飛ばそうと思った時は、トップからの切り返しで下半身を先行させてインパクトで強く球を叩こうというスウィングになっています。

ユージ:はい。そういう意識で振っています。

高島:通常にラウンドのドライバーショット場合はこれでもいいのですが、ドラコンの時のようにスウィングスピードが速くなった時は、体の先行に上半身が間に合わなくなります。ユージさんは、速く振ろうとすると左腰がスライドして、フェースが開いて当たってスライスになりますよね。

ユージ:あ、なります、なります。

高島:そこで、今のような下半身主導のスウィングから、上半身主導にスウィングに変えていこうと思います。

ユージ:でも、これまでスウィングは下半身主導だと言われてきたのに、どうやってそのイメージを変えたらいいんですか。

高島:できますよ。だってマキロイのスウィングって、下半身があまり動かないじゃないですか。もちろん、体は柔らかいので上半身がムギューって捻じれるんですけど、バックスウィングで右腰が引けたりはしていないじゃないですか。多少は右ひざが動いたりしますけど、でも下半身を積極的に使おうというスウィングではないじゃないですか。

ユージ:あ~、なるほど。

画像: ローリー・マキロイも上半身を深く捻転させ、下半身は積極的に使わない、上半身主導のスウィングと言えると高島(写真は2022年のザ・プレーヤーズ選手権 撮影/KJR)

ローリー・マキロイも上半身を深く捻転させ、下半身は積極的に使わない、上半身主導のスウィングと言えると高島(写真は2022年のザ・プレーヤーズ選手権 撮影/KJR)

高島:このマキロイの上半身の使い方をマスターできれば、ユージさんのように打ちに行った時に左腰が開いてスライスに悩むこともなくなります。

ユージ:ぜひ、その打ち方を教えてください。

――マキロイのような上半身の使い方をマスターするために高島が提案をしたのは、なんと腹筋を鍛えるトレーニングだった。

高島:マキロイのような上半身の使い方をするには、お腹周りの腹筋、腹斜筋、背筋といった体幹部の筋肉を強くする必要があります。

ユージ:筋トレですか。

高島:そうなんですけれど、これからやる筋トレはスウィングに直結した動きになるので、それをやるだけで上半身の使い方をマスターできるんですよ。

ユージ:ぜひ、やってみたいです。

――高島がユージにやらせた腹筋を鍛えるトレーニングは、いわゆる「ロシアンツイスト」と言われる腹筋・腹斜筋を鍛えるトレーニング。

画像: 写真A:体育座りの姿勢でひざを90~100度くらい曲げよう。この姿勢のまま、胸の前で2~3キロほどの重量があるモノを持とう

写真A:体育座りの姿勢でひざを90~100度くらい曲げよう。この姿勢のまま、胸の前で2~3キロほどの重量があるモノを持とう

高島:やり方は、【1】体育座りの姿勢になり、【2】ひざを90度~100度くらいの角度にセットするだけ。これで準備は完了です。そして、家に2リットルのペットボトルがあればそれでもいいし、2~3キロくらいの重りがあればそれでもいいですので、両手で胸の前で抱えます。足はかかとを接地してもらって、きついと思ったら体を起こし、逆に負荷をかけたい場合は体を倒します。そして上体を左右に捻って重りで地面をタッチします。余裕がある人は、かかとを浮かしてやります。

画像: 写真Aの姿勢から、重りを地面にタッチさせるように、上体を左右に捻ろう。余裕があればかかとを浮かしてもオッケー

写真Aの姿勢から、重りを地面にタッチさせるように、上体を左右に捻ろう。余裕があればかかとを浮かしてもオッケー

ユージ:僕はトレーニングオタクだったので、このロシアンツイストはやったことがあるんですが、その時はゴルフのスウィングのためじゃなく、腹筋を割るためでした。

高島:今回は、腹筋を鍛えるということにプラスして、お尻が地面に接地されていて動かないので、上半身を捩じるという感覚も分かりやすいかなと思います。

ユージ:これで体幹周りの筋肉の強化とマキロイのようなスウィングをゲットできるわけですね。これは凄い。

高島:最初は2リットルのペットボトルで左右に15往復程度から始めていき、じょじょにセット数を増やしていくようにしましょう。スウィング面というより、フィジカル面のレッスンになりましたが、どうでしたか。

ユージ:いや、ためになりました。実際にドラコンの試合の前とかに、2キロのペットボトルを持ったあのロシアンツイストをイメージしてシャドースウィング的にやってみようと思います。緊張する場面では、そういった日常のトレーニングで身について動きを思い出すことで、安定した動きができるようになると思うので。

――アマチュアゴルファーも、ロシアンツイストによる体幹トレーニングで、マキロイのようなスウィングをゲットしよう!

撮影/野村知也
撮影協力/Ever Golf Studio

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